60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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戦争関連のテレビは何も見なかったけど・・・

昨日は、私の出身地で行われた花火大会に行ってきました。毎年、地元自治体が終戦記念日に「平和を祈って」花火大会をやっているのですが、会場が私が住んでいた場所&私の両親が現在も住んでいる場所から結構近いんです。土曜日だし、ということで行ってきました。人混みは苦手なんですが、まあ、規模がそれほど大きな花火大会ではないので大大大大混雑にはならず、大混雑程度ですので・・・。

昼間は物凄く暑かったですが、幸い夜はそこそこ涼しくて、風向きもよかったのか花火に煙がかかることもなく、綺麗な花火が楽しめました。花火は本当に華やかですね~、で、はかない・・・。花火を作ったり、打ち上げたりって、大変だろうなー。ニコちゃんの顔の花火が可愛くて印象に残りました。もちろん、フィナーレの華々しいのはやっぱり圧巻でしたよ。

で、敗戦じゃなくて終戦記念日も過ぎ、戦争のことを考える云々のテレビもお終いかぁ~と思っていたら、さっき母がスカイプしてきて「ちょっと、ちょっと、テレビに知り合いが出てたのよ!」と話し出しました。何となくテレビを付けたら、母の趣味のサークル仲間の84歳の女性がフジテレビの何とかいう番組に出ていたというのです。「もう、すぐに録画しちゃったわよー!」だって。

内容は彼女の戦争体験。母も初耳の話だったそうですが・・・。

彼女がお見合いで会ったこともない人と結婚式を挙げたのは太平洋戦争のさなか。そして、その結婚式の最中に、なんと新郎が憲兵にしょっぴかれてしまったというのです。何でも不正に徴兵を逃れていたという疑いをかけられたのだとか。

捕まってしまった彼女の夫は何通かの手紙と預金を彼女に送り、結局兵隊として沖縄に送られたそうです。そして終戦。終戦後1年も経ってから彼女の夫の訃報が届いたとのことです。

その後彼女は一人で頑張って生きていきますが、縁あって現在の夫と知り合い結婚。今は子供や孫に囲まれて幸せに暮らしているのですが(母の話では、元気一杯でとてもアクティブな方だとか)、沖縄で亡くなった最初の夫のことがずっと心にひっかかっていたそうです。

そして10年前、夫や子供にそのことを打ち明けると、沖縄行きを勧められ沖縄を訪ねたそうです。初めての沖縄で、平和の礎にかつての夫の名前を見付けます。母は「名前をさすって涙流してたよ」と言っていました。その後、彼女は毎年沖縄を訪ねているそうです。

「あのくらいの年齢の人の人生って、必ず重いドラマがあるよね・・・」という話になりました。私がこの話を聞いて思い出したのが、長谷川町子さんの『サザエさんうちあけ話』に出ていた長谷川町子さんのお姉さんの話。お姉さんの婚約者の出征が決まって、お姉さんと婚約者は祝言を挙げるのです。1週間後に新郎は出征です。「今にして思えば割に合わない話かもしれませんが、当時これが大和なでしこの花道でした」とあったのをすごくよく覚えています。(ちなみにこれを読んだの、小学6年生のときです。)

そんな『花道』って・・・哀しい!今回の母の知り合いの場合は、結婚式当日に憲兵に連れて行かれてしまうという点が普通の『花道』とはかなり違いますが、結婚してすぐに出征、そして戦死(長谷川町子さんのお姉さんの夫も戦死)なのですから、その点に於いては殆ど同じようなもの。そんなことが二度と起こらないように、そんなことが『花道』なんて思ってしまうような教育がなされないようにと願わずにはいられません。
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by kiriharakiri | 2009-08-17 00:04 | 身辺雑記