60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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脱・取扱い注意職員

私は病気(うつ)になって長いこと仕事を休んだ後、復職したのですが、復職後から今まで「取り扱い注意」職員でした。

「取り扱い注意職員」というのは私が勝手にそう呼んでいるだけで、正確には、健康上の不安があるので業務にあたらせるについて配慮が必要~ということになっている職員、ということです。具体的には、例えばそういう職員に長時間残業や休日出勤ガンガンやらせたりとかしないでね、なんて感じです。

復職直後は「配慮が必要」レベル、時間経過後は「ほぼ通常通りに扱ってよい」レベルになっていました。「ほぼ通常通り」の私としては、通常通りに働いているつもりでした。私にとっては「ほぼ通常」=「通常」といった感覚でしたから。

ところが、ある時、「ほぼ通常」は100パーセントちゃんと働いているとはいえない状態だとみなされていることが分かったんです。

ある時っていつかと言いますと―――私の勤務先には10年勤続、20年勤続で「永年勤続表彰」って制度があって、表彰状(=紙ペら)と2日ほど休暇をもらえるんです。昔は記念品とかもあったようですが・・・今ではこの制度自体がいつお取り潰しになるのやら風前の灯って感じですが。で、去年私はこの「10年勤続職員」になる予定だったのです。病気休業前の勤続年数と復職後の勤続年数を足すと10年になりましたから。

しかし、私は10年永年勤続にはならないと宣告されたのです。え?え?どうして?と思ったらですね、上司が説明するには、10年間良好な勤務成績で働いた場合に10年永年勤続表彰になるのだけれど、「取扱い注意職員」として働いている間は良好な勤務成績で働いた期間に含まれないからということなんです。

カッチーンときました。

自分としては、それなりに仕事はしているつもりでしたからね。実際、他の人に比べて私の仕事ぶりが劣るなんて全然思っていませんでした。その辺は上司も認めてくれているのですが、とにかく内規だかなんだかでそう決まっているのだそうで、上司にもどうにもできないということでした。

特別な配慮があるわけでもなし、自分の仕事ぶりが劣るわけでもなし、でも自動的に「ほぼ通常」=良好な勤務成績にはならない、ああ、そういうわけですか!そういう所なのね、この職場は!

と言うわけで、ヒジョーに腹が立って、(私にとっては)何らプラスの意味はなく、マイナス評価の格好の材料となるこの「取扱い注意職員」のレッテルは早く剥がしておかなきゃ!と思ったわけです。

と言っても自分ですぐに剥がすことはできない仕組みでして、「普通に働けます」という主治医の診断書を提出して、産業医と面接して、大丈夫ということになって、ようやくレッテルを剥がすことが出来ます。で、そういった手続きをふんで今回ようやく「取扱い注意」のレッテルが剥がれたわけです。パチパチパチ。

でも「取扱い注意」レッテルがなくなったら、人事異動のさいに「通常の職員」として扱われて、激しく残業のあるようなハードな部署に配属される可能性も出てくるよ、ということをカウンセラーからは「警告」されましたが、まあ、それは仕方ないです。「良好な勤務成績じゃない職員」のままでは、どこの職場からも「要らない」と言われてつまはじきものになるかもしれないですし。

それにしても、なんだかヘン!と思ったのですよ。まず、「通常の職員」なら健康を害するような勤務形態になっている職場で働かせてもいいのか?そういう劣悪な環境の職場の存在自体が問題にはならないのか?

それから「取扱い注意」の職員は勤務成績が劣ると一律に決めてしまっているが、それでいいのか?確かに、要配慮の段階では他の職員と比べると見劣りするかもしれない。でも、もしかしたら見劣りせずに働く例だってあるのではないか?ましてや「ほぼ通常」の場合には?個々に上司が勤務評定するようには出来ないのだろうか。

今、役所では人事考課制度を取り入れた新しい給与体系にする!といったことをやっているのですが、ものすごーい不安を感じます。だって、病気で休んで復職してきた人というのが低い勤務評定を下すのにもってこいの対象になると感じるからです。

部下の勤務評定をする場合、一定の割合で「劣」評価を下さなければならないとなれば、よっぽどあからさまに態度の悪い職員がいれば別ですが、そうでない場合に誰を劣にするのかは難しいところだと思うんですよ。

そんなとき、評定を下す側の人に朗報です!「健康面で不安あり」の「取扱い注意職員」がいるじゃない!永年勤続表彰制度の内規でも良好な勤務成績で働いていないってみなされているんだから、当然彼らの勤務評定は「劣」だよね!ああ、よかった、これで「劣」がさばけた!

・・・みたいなことにならないか・・・心配です。

まぁ結局のところ、病気で長く休むような奴にカネは出せん(←だって大事な税金だもの)、サッサと退職してくれ、って、そういうことなのかなと思います。

ひとまず見切り発車的にではありますが、「取扱い注意職員」を脱して、嬉しくもあり不安でもあり、といったところです。


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by kiriharakiri | 2006-01-24 21:38 | 職場・仕事・働く