60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

職場の病人

気分大分持ち直しました。もともと抗ウツ剤や精神安定剤を沢山飲んでいるのですから、そういった薬が効いてきたのかもしれません。とにかく、悪いときには悪いことが重なるものだ、ということで諦めるしかないようだ・・・と考えることにしました。

それにしても、精神の病気というのは雇われ人にとっては要注意だと再認識しました。昨日のブログにもふてくされて書きましたが、私が希望の部署から嫌われた原因は、もしかしたら3月の休みだけではなく、それ以前の病気休暇、もしくは両方を合わせて―――ということは充分考えられると思うからです。

精神の病気というのは、理由もよく分からず発病するし、ウツの場合は再発率が高いという調査結果が出ていますから、健康な人からウツの人を見たら「やっかいな人」に思えるでしょう。でも誰でもが発病しうる、という点では他の病気と同じはずなのですが・・・「自分は精神の病気になんかならないよ!」と思っているんでしょうね。なるかもしれないのにね。

で、要注意というのは異動に関してだけではなく、勤務評定についても、です。私は非常に懸念しています。

公務員の世界にもご他聞にもれず「能力主義の導入」がやってきました。なんでも「頑張った者が報われる制度!」なのだそうです。私は全然信じていませんが。頑張っても報われないかもしれない制度だ、くらいちょっと考えれば分かりそうなものですが(だって絶対評価じゃなくて相対評価、高く評価される職員の数と低く評価される職員の数が固定されているんですからね)、「自分はデキル」と自負している若者なんかが信じているんでしょうかね、その辺はよく分かりませんが。

とにかく、今の役所は「目新しいことを大きな声で早く言った者勝ち」という状態だ、と私は思っています。今までと違うことを言う、言いっぱなしでも構わない、後に残った迷惑は「目新しいことを大声で言わなかったダメな奴ら」に押し付ける、そんな感じでしょうか。発案された目新しいことの結果がどうなったか、は吟味されないようです。結果が出るまでには時間がかかるものも多いでしょうし、結果なんて待ってられないのでしょう。

高く評価されよう!という人の話はともかくとして。低く評価されるのはどんな人だ?ということになります。

善良なる職員は、職場に時々いる「札付き職員」(他の職員と全くコミュニケーションが取れないとか、かなり常識外れな行動をする人とか、誰の目から見ても明らかに「不良」な人)が該当するんじゃないのかなーくらいに思っているのかもしれませんが、私はそれはどうかなと思っています。

札付きは大抵自分のことを札付きだと思っていません。悪いのは周囲の人たちだと信じているようです。「札付き」に上司が「あなたの勤務成績は丁です」と言ったら「札付き」はどんな反応を取るでしょうか・・・あなたが「上司」なら「札付き」に「あなた丁です」と言うの、嫌でしょう?

そこで「丁」候補は・・・病人です!病気で他の人より多く休む―――まぁ、丁評価に打ってつけじゃありませんか!長期に渡り病気休暇を取得していて他の人より勤務時間が短い・・・これは確かにある程度低く評価されてしまうのも仕方ないように思います。

私が心配するのは、それよりもうちょっと回復した段階の「病人」です。

私の勤務先では、病人にランクを付けて健康管理しています。ランクには「休業を要する」「残業や休日出勤等に関して配慮を要する」「特に配慮は必要ない」などとなっています。ここで「要配慮」とか「配慮は不要だけれど通院治療は必要」といった人たちが「丁評価」候補になるのではないかと思うのです。医者へ行くから早く帰るとか、病状が悪化して予定していなかった休暇を取るとか、そういうことを指摘されて、「・・・だから評価が他の人より低くても仕方ないですよね?」と言われたら・・・何と言って反論すればいいのでしょう。病気の人は、自分が周囲に迷惑かけてるかもということを大抵の場合気にしていると思います。とても反論しにくいでしょう。

だけどね、病気の人は「頑張っている」人でもあるんですよ。病気の人は普通かなり頑張っていると思います。「頑張っている人が報われる制度」で頑張っている人が低い評価を受けるのでしょうか。これってどういうこと?「頑張っている人が報われる制度」という表現が不適切だからでしょうね。「頑張っている人の一部が報われる制度」が正しい。

世の中厳しいんだ、実力主義だ、成果主義だ、病気の奴が低い評価で当たり前だという考え方もあるでしょう。私は嫌いですが。今までの賃金制度のあり方が100パーセント正しいとは言えないでしょうが、ある程度の「平等主義」にも一理あると思うのです。成果だけでは計りきれない部分を救うことが出来る、「頑張り」そのものを認めてもらえる、そういう面があるのじゃないかと。

まあ、病人の戯言としか受け止めてもらえないのかもしれませんが。


人気blogランキング@これまでだって充分に競争社会だったと思うけど
[PR]
by kiriharakiri | 2006-03-29 23:18 | 職場・仕事・働く