60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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ホワイトカラー・エグゼンプション

昨日のNHKクローズアップ現代。こういう内容でした。

10月4日(水)放送 “働き方革命”がホワイトカラーを直撃する

日本企業の国際競争力を高めようと進んできた労働の規制緩和。その一つホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)の導入を巡って、大きな議論が起きている。エグゼンプションとは、労働時間規制を外し、働き方を全て自由裁量に任せることで、実現すれば、8時間労働という概念自体が無くなり、残業代も消える。「効率的かつ多様な働き方に対応できる」と主張する推進側に対し、「長時間労働に歯止めが無くなる」と危惧する反対側。過労死や所謂「サービス残業」の問題がある中で、新しい働き方は私たちに何をもたらすのか?すでに2割の労働者が新たな制度の下で働くアメリカの事例などを交えて、検証していく。
(NHKのサイトより引用)

私は「雇用者」を信用できない。(私は信用するに値する雇用者だ!という方がいらっしゃるとすれば、その方はとても珍しい例外的な雇用者でしょう。)基本的に被雇用者は雇用者を信じてはいけない、くらいなことを思ってます。とにかく、気を付けろ、気を付けろ、雇用者には気を付けろ!ってことです。

さてさて、今、日本の政府は「少子化対策!」と叫んで大騒ぎしており、なぜ出生数が伸びないのか?ということの理由探しが続いています。そしてその理由の一つに、家庭生活を犠牲にしなくてはいけない「働き方」に問題があるのではないかということが挙げられています。私も、長時間労働は出生数減と関係あるのではという説に賛成します。「長時間労働+長時間の苦痛な通勤」をしたうえで子供を育てるのは物理的に無理でしょう。でも長時間労働を断ってクビになってはお飯の食い上げです。働くしかありません。だから多くのカップルは男が会社勤め・女は家で家事育児という道を選び、そういうの嫌だなという人は子供を持たない。少なくとも私自身はコレに当てはまります。

そんなことではいけない!と思った少子化を憂うお役所は男も育児参加の出来る働き方を!なんてことが言い出しましたが、その成果は今のところ全く出ていないようです。

昨夜のクローズアップ現代でも30代男性のホワイトカラーを例に挙げ、長時間残業やサービス残業が増加する一方で、収入は減少―――という現状を紹介していました。時間もなければ金もない。時間とお金を必要とする「子供」に手が届かないのは無理ないのではないでしょうか。

そんな現状の中、雇用者側は「エグゼンプション」を導入したいと言っています。「エグゼンプション」にいい面が全くないというわけではないでしょうが、私には雇用者側は「サービス残業の合法化」「1日8時間労働という大前提を無視することの合法化」を狙っているだけのように思えてなりません。

番組の中で言われていたことですが、例えば米国では労働市場がしっかりとあり、あんまり酷い働き方を強いるような会社には人が集まらずに淘汰される、という背景があってこその「エグゼンプション」のようです。それに引き換え日本は?サービス残業に過労死の国・日本にはそんな「淘汰」は起こらないのではないでしょうか。

「エグゼンプション」導入って、「少子化対策」の逆を行っているように思えるんですが・・・。経営者側は、時間を自分の裁量で使うことが出来、在宅勤務も可能になる「エグゼンプション」は子育てにも好都合、なんてことを言い出しそうですが。

信じちゃいけない、信じない~、信じない者は救われる?
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by kiriharakiri | 2006-10-05 22:36 | 職場・仕事・働く