60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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ホワイトカラーのサラリーマンで昇進しない人

「ホワイトカラーのサラリーマンで昇進しない人」というのは世の中でどんな位置づけなのでしょうか・・・?

私は周囲にホワイトカラーのサラリーマンが殆どいない中で育ったということもあり、考えてみると「ホワイトカラーのサラリーマンで昇進しない」というのがどのようなことかよく分かっていないようです。(私の現在の職を「ホワイトカラー」と定義してよいのか多少疑問もあるのですが、とりあえず「事務職」はホワイトカラーということで話を進めます。)

今現在勤務している役所を見ますと、職員は昇進していく人と昇進しないでヒラのままの人の二つに分かれます。昇進していく人は「昇進」とか「出世」に魅力を感じるなり重きを置くなりする価値観の人たちで、ヒラのままの人たちは「昇進」「出世」よりも優先したいことがある人たちと、出世したかったけれど昇進試験に受からなかった人たちであると思われます。

「昇進」「出世」よりも大事なこと、というのは人によっていろいろあると思うのですが、例えば既婚の女の人だと、家事育児と「昇進」は両立できない思ってーという理由が多いみたいです。「部下を管理する」ということに向いていないから、と思っている人もいるようです。組合活動に打ち込んでいるから、なんていうのもあるでしょうし、とにかく仕事以外にも大事にしたいことがあって、昇進してしまうとその大事なことが出来なくなってしまうからヒラのままでいる、ということなのだと思います。

私の場合、病気になって昇進試験どころではなくなってしまったのであり、言うなれば「昇進」よりも「健康の回復」が大事だからヒラのまま、ってところでしょうか。「ヒラの仕事」と「健康の回復」は両立できても、「管理職の仕事」との両立は無理、ってことですよね・・・。

とにかく、いろんな理由はあるけれど、「昇進をしない」という働き方をしている人が私の勤務する役所には大勢います。これは、他の役所とか、民間の会社でもそういうものなのでしょうか・・・?昇進をしない働き方というのは、フツーにあることなのでしょうか?私が最初に勤めた役所は昇進試験を受けなくてもある程度の勤務年数で係長に昇進してました。だから昇進しないというのは基本的にはなかったんですよね・・・。そういう所にいたというのも、昇進しない働き方を私が素直に受け取れない一因になっているのかもしれませんが。

今、私の勤務する役所では、昇進試験の受験者数をアップさせる、女性職員の受験者数をアップさせる、ということが至上命題になっているようです。このところ昇進試験受験者数が低くなっているのですよね・・・。また、ここ数年、事務職で新採用になる職員の過半数が女性なのですが、女性は男性に比べて昇進試験の受験率が低い。このままでは将来の管理職の人材不足につながるということで、もっと女性職員に昇進試験を受けさせよう、ということのようです。

とにかく、昇進試験を受けましょう、ということで様々なプロパガンダが行なわれております。管理職という仕事の面白さ、幅広さ、ヒラのままでは経験できないことの数々、などが庁内報などで語られています。(なんのための庁内報なんだか・・・。)主に女性職員向け(と思われる)には、家事育児と管理職を両立させている女性職員がいろいろと語っています。「大丈夫、やれば出来るって」的な楽観的なアドバイスが多いかな。

そして、新しい「頑張った人が報われる」賃金制度です。管理職にならないと賃金が上がらないようにする、ということを目指しているようです。つまりは、管理職にならない=頑張っていない=賃金は上がらないよ、ということでしょうか。

ここ、なんですよね・・・ヒラのまま働くというのは「頑張っていない」「手を抜いて働いている」ということなのか!?というのが私の疑問なのです。

私は「サラリーマンというのは出世していくもの」と考えていたこともあって、当局のプロパガンダにも「まあ、昇進したほうが面白い仕事が出来るんだろうな・・・」てなカンジで特に深くは考えていなかったのですが、今回自分が「落ちこぼれ」中年ループに取り込まれていることを突きつけられて、「落ちこぼれ」中年=ヒラ=頑張っていないという知らず知らずに内面化していた公式に自分で傷ついてしまった、ということかなぁと思います。

いや、実際に「落ちこぼれ」中年=ヒラ=頑張っていないという人、いるもの!知っているもの!そして、現行の給与体系への批判は、こういう人たちが高給もらっているということに集中します。

でも、よく考えてみたら、そうじゃない人の方が多い。私が知っているヒラの人の多くは一生懸命真面目に仕事してます。ヒラのままキチンと働く―――、そういうのってアリなのか?いや、アリも何も、実際そういう風に働いている人がいるわけで、そういうのはキチンと評価すべきことではないか。で、その評価を賃金に換算すると、同じくらいの年齢の管理職と比べてどのくらい差をつけるのが正当なのか?今までの差は小さ過ぎる、もっと差をつけるんだ!と当局は言っているわけですが・・・。

まあ、とりあえず私は「落ちこぼれ」中年ループの中で働きつつ、このままループ内でグルグルしているのか、昇進試験を使って外へ出るのか(今更どれほど「外」へ出れるのかわかりませんが)、どうしたほうが病気再発しないですむか、シビアに天秤にかけないといけなさそうです。
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by kiriharakiri | 2007-04-10 23:12 | 職場・仕事・働く