60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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成人式●イギリスへ●二十年後

今日は成人式。私は近所のスーパーに行っただけなので振袖姿は全然見ませんでしたが、ウチへ遊びに来た母は途中で振袖のお嬢さん方を沢山見たそうです。いろんな綺麗な着物や帯や帯結びを見て面白かったとか。でもなんだか皆似た感じ・・・とも言っていました。着物業界が一斉に売り出したものを一斉に購入して着るわけですから、似た感じになるのでしょうね。それからおはしょりが物凄く小さい人を何人か見かけたそうですが、これは背が高いからではないだろうかと言っていました。確かに、今の若い人、背が高くてスラーッとした人が多いですもんね。羨ましいなぁ~。

と羨む私の成人式はちょうど20年前。そう言えば、中学の同級生で20歳で赤ちゃん産んだ人がいたけれど、その赤ちゃんが成人式ってことか・・・もしかしてその子も二十歳で子供がいたりしたら・・・私は既にお祖母ちゃんの年代なのか!―――ショックだ~。

ところで、(以前にも何度か書いたことがありますが)私は成人式には出ませんでした。「なんで役所に成人を祝ってもらわなきゃいけないんですかぁ?」とか生意気なこと思っていたし。(今でも「成人式は税金の無駄遣いでは・・・」と思っていなくもない。)

そして、私の両親が人並みに私に振袖を着せたかったみたいだったのを「利用」して、「振袖の代わりに外国へ行きた~い」などとぬかしたのでした。基本的に私に甘い両親は結構すんなりOKを出してくれました。小さい頃から「外国へ行きたいな~」と言っていたので不憫に思ってくれたのかもしれません。

このとき、この旅行がその後の私の生き方を左右することになろうとは思ってもみませんでした。よく旅行会社の宣伝に「若い今だけしか出来ない旅行へ!」なんてコピーが使われていて、陳腐~なんて思うのですが、今思うと、この旅行はまさに「あの時だったから出来た旅行」でした。

(出なかった)成人式から約半年後、私は初めての外国旅行として成田からイギリスへと旅立ったのでした。当時は成田空港までは電車が通っておらず、成田からバスに乗りました(面倒~!)。そして、乗った飛行機は一路イギリスではなくまずは香港に。安いツアーだったので、直行便ではなくキャセイパシフィックでの南回りだったのです。

香港で1日過ごした後、ようやくロンドンへ向けて出発。当時のキャセイはロンドン・ヒースローではなくロンドン・ガドウィック空港へ到着しました(現在どうなのかは知りません)。ガドウィックはロンドンとロンドンの南のブライトンという町の中間辺りにあり、私たちが向かったのはブライトンの隣町でしたので、かえって都合がよかったわけです。ま、そのため、初めてのイギリスをロンドン以外の場所で過ごすことになるわけですが。

滞在したのはブライトンからバスで10~15分くらいのホーブという所。ブライトンに本校のある語学学校のサマースクール用の校舎がこのホーブにあって、ホーブの一般家庭にホームステイしつつ、そのサマースクールに3週間通いました。

クラス分けテストで、噂どおり日本人は筆記テストがよく出来るようで、多くの日本人が「upper-intermediate」もしくは「intermediate」というクラスに振り分けられ、特に「upper-intermediate」レベルでは日本人だけのクラスも出来てしまうほどでした。

でも私が入れられたのは「lower-intermediate」。クラスには8人くらいいたと思うのですが、日本人は私だけでした。私は英語がかなり苦手だったんです~。大学入試のときも、国語・英語・社会の点数の割合が100・200・100ではなくて、100・100・100のところばかりを選んで受験したくらいです。

私の「名誉」のために付け加えますと、この後地道な努力を重ね(?)つつ、何度か渡英を繰り返して、「intermediate」→「upper-intermediate」→「advance」と出世(!?)しました。が、最近英語から少し遠ざかっていますので、今だと「upper-intermediate」に戻っているかも・・・。とにかく、この旅行がなかったら、多分こんなに英語にエネルギーを費やすことはしなかったと思います。

「lower-intermediate」のクラスは楽しかったです。何だかよく分からないけれど、皆がワーワー喋っていた記憶があります。授業の後にはバスにのってブライトンの町へ出掛けてフラフラしたり。土日は学校が主催するエクスカーションが充実していて、いろんな所へ「遠足」に行きました。ロンドンにもこの「遠足」で初めて出掛けたのでした。ホームステイ先のお宅がこれまた素敵なお家で、ランドレディは優しく、料理は美味しく(←その後ここ以上においしい料理を英国で食べたことはありません)、とても快適でした。

3週間で「英国慣れ」した後は、12日間のイングランド一周の一人旅へ出発。英国はどこの町にも観光案内所があって旅行しやすい国でした。夏だったのでいつまでも明るいですから「暗い夜道を一人で歩く・・・」なんてこともありません。ピーターラビットの故郷にも、シェークスピアの故郷にも行きました。車がないので不便なこともありましたが、「歩いてこそ!」の経験をすることも出来ました。

帰国の日、帰りたくなかったこと帰りたくなかったこと・・・もちろん帰ってきたのですけどね。

とにかく、この旅行がきっかけで

1.英語にしがみつき
2.外国へ一人で旅行する

ことが、私の「ライフ・ワーク」になりました。その他にもこの旅行が基になっている「細かなあれやこれや」が沢山あります。

それにしても、外国への旅行は何度行っても楽しいですが、やはりこの最初の旅行のときに受けたインパクトを越える経験は今のところありません。見るもの聞くもの全てが新しくて・・・まさに別世界に入り込んでしまったような感じでした。そして、それまでは私の「眼」は日本にしかありませんでしたが、これ以降は英国にも、そして訪ねた国夫々にも「眼」を置いてくるように心がけるようになりました。

―――で、20年後の今の私・・・どうよ、なんて情けない状況なんでしょう。20歳の「若さ」を羨んでいるばかりでは・・・。もうちょっとなんとかしなくちゃね・・・。そうだ、ダルタニヤンだって40歳から活躍するんだし、毎日をもっと楽しく過ごさなくては~。

とにかく、楽しく、幸せに。
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by kiriharakiri | 2008-01-14 21:56 | 身辺雑記