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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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「激務でうつ病」認め解雇無効 東京地裁判決

今日は「職場とうつ病」関連の判決が東京地裁であったようです。

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東芝深谷工場(埼玉県深谷市)で勤務していた元社員の重光由美さん(41)が、激務でうつ病になったのに解雇されたのは不当として、東芝に解雇の無効確認などを求めた訴訟で、東京地裁(鈴木拓児裁判官)は22日、解雇を無効とした上で未払い賃金や慰謝料など約2800万円の支払いを命じた。東芝は即日控訴した。

 判決などによると、重光さんは、01年4月にうつ病と診断され、同9月から療養したが、会社側は04年9月に休職期間が満了したとして解雇した。

 月平均90時間を超えた時間外労働や切迫したスケジュールが肉体的・精神的な負担を与え、うつ病を発症させたと判決は認定した。

 東芝広報室は「控訴審で会社主張の正当性を再度立証していく」とコメントした。

(2008年4月22日 毎日新聞)

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東芝側が即日控訴というのが悲しいが・・・2審も解雇無効・慰謝料支払い命令出るように!

それにしても、日本の勤め人のこき使われぶりというのは何とかならないのでしょうか。食事をしたりくつろいだり、家族がいる人(特に小さな子供!)であれば家族と談笑したり、とか、そういう最低限まともな生活(文化的生活、と呼べばいいのか?)が、全く期待できない長時間労働(そして地域によっては長時間通勤が加わる)。日々はこんな具合で、長期の休暇も勿論期待できない。せいぜい「祝日の一斉休み」(←度々書いていますが、私は勤務時間を減らす目的のために祝日で一斉に休ませるという考え方が嫌いです)で、ちょろっと休める(かもしれない)ぐらい・・・。さらに、今回のような判決が出ると「私だってそれ以上働いている!」「月90時間なんて少ない!」とか、自分のほうが酷い目にあっているのに~と主張する人がぞろぞろ出てくる―――それだけ納得いかない激務を負わされている人が多い証拠だと思います。

どうすればもっとゆとりを持って働いて幸せに生活出来るようになるのだろう?研究している人、いると思うのですが・・・「実験」するのが難しいか・・・。
by kiriharakiri | 2008-04-22 23:49 | 社会一般