60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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加齢で涙もろく?それはともかく「見果てぬ夢」を覚えよう

自分が随分と涙もろくなったと感じる今日この頃・・・よく思い出してみると、40才を越したあたりから涙もろくなったような気がします。

と言うか、私はそれまで本とかマンガとかお芝居とかドラマとか映画とか、そういうものを読んだり見たりしても殆ど泣くことはなかったです。たま~には涙が出ることもありましたが、あくまで例外。映画館で泣いている人がいるなんて信じられなかった。どうすればそんなもので涙なんて出るんだろう!?と思っていました。

年をとるにつれ増えた心の傷が「涙の素」だろうか?と考えたりしていますが・・・よく分かりません。

さてさて、このところ「歌を覚えて歌う」こと覚えた私。歌詞とメロディーを覚え、それを歌う(=再生する)のは脳の活性化に繋がるのではないかと思ってやっているのですが(根拠無し)、とりあえず『椿姫』からのこの部分を覚えました!

Un di', felice, eterea,
Mi balenaste innante,
E da quel di' tremante
Vissi d'ignoto amor.
Di quell'amor ch'e' palpito
Dell'universo intero,
Misterioso, altero,
Croce e delizia al cor.

幸せなある日、天使のように、
あなたは私の前に現れて、
その日からときめきながら
まだ知らぬ恋に生きたのです。
その恋に、それは
全宇宙の鼓動であり、
神秘的で誇り高く、
心には苦悩となり、歓喜となる。

(1976~7年クライバー指揮『椿姫』CDの対訳より抜粋)

この中のuniverso(ウニベルソ)のの音が喉をルウゥゥゥと鳴らす音で、これはイタリア語教室に行っていたときに先生がやってみせてくれて生徒は誰一人真似できなかったのを覚えています。どうすればこんな音出るんだ!と言うか、イタリア語はどうしてこんな音を使うんだ!?でもドミンゴはちゃんと「ウニベルゥゥゥゥソ」と歌っています。(多分スペイン語にもこの音があるのではないでしょうか。)一方ヴィオレッタ役のテレサ・ストラータスは他の箇所でこの歌詞を歌うのですが、少なくとも私の耳にはルゥゥゥが出せてないように聞こえます。彼女はギリシャ系カナダ人なのでこんなワケの分からない音は出せなかったのではないでしょうか。

それはともかく。じゃあ次はどの歌を覚えようかなぁ、と思っていたところで『ラ・マンチャの男』を聴いて感動した私。となれば次の歌は「見果てぬ夢」に決定です。歌詞を印刷して辞書で単語の意味を再確認。

To dream the impossible dream,
To fight the unbeatable foe,
To bear with unbearable sorrow,
To run where the brave dare not go;
To right the unrightable wrong,
To love, pure and chaste, from afar,
To try, when your arms are too weary,
To reach the unreachable star!

This is my Quest to follow that star,
No matter how hopeless, no matter how far,
To fight for the right
Without question or pause,
To be willing to march into hell
For a heavenly cause!

And I know, if I'll only be true
To this glorious Quest,
That my heart will lie peaceful and calm
When I'm laid to my rest.

And the world will be better for this,
That one man, scorned and covered with scars,
Still strove, with his last ounce of courage,
To reach the unreachable stars!


不可能な夢を夢見て
打ち負かすことの出来ない敵と戦い
耐えがたき悲痛に耐え、
勇者すら立ち入ろうとしない場所を駆け抜けること

正すことの出来ない悪を正し
汚れなく高潔な人を遠くから愛して
疲労困憊していても努力する―
届かぬ星を掴むために!

この星を追いかけることが私の冒険
どんなに望みが無くて、どんなに遠くても
正義のために戦うこと
疑念を持たず、ためらうこともなく、
地獄へと行進することさえしよう
神聖なる理想のためならば

この輝かしい冒険に
私が忠実であらんとするならば
私の心は安らかで穏やかになるだろう
私が最後のときを迎えるときには

そしてこの世界も少しはましになるだろう
一人の男が嘲られ傷だらけになっても
それでもなお最後の一絞りの勇気で
届かぬ星を掴もうと奮闘することで!

(訳は私・間違いあらばご指摘くだされ)


もうこの歌詞を読み返しただけでなんだか涙ぐんでしまった私・・・以前だったらきっと全然泣かなかったと思います。「白々しい」とか「クサイ」とか「きれいごと」とか、そういう皮肉な見方をして。

ここでちょっと思い出したのが宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ」。この歌と少し似たような雰囲気があるような気が。私が「雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ」を初めて読んだのは、多分学生の頃だと思うのですが、読んでもまるでシラーッとしてましたね。まさに「白々しい」「クサイ」「きれいごと」「ふーん、エライ人もいたもんだ・・・でもだから何?」等と思って。今読んだら・・・うーん、「見果てぬ夢」とはちょっと違うかな?音楽も付いていないし・・・。

ところで。最初に聴いたこの曲はドミンゴの歌でしたが、彼の歌はどうも英語の発音がちょっと怪しい?と思ったので、ユーチューブで他の人が歌うのをいろいろ聴いてみました。ピーター・オトゥールが歌っているものをリンクします。(この動画の後半部分はミュージカルのラストで再度「見果てぬ夢」が歌われている部分です。)この映画はDVDが出ているようなので、買おうかなぁと迷っているところです。

歌詞はともかく、毎度のことメロディーがなかなか覚えられないのが悲しい~。
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by kiriharakiri | 2008-05-19 21:41 | 身辺雑記