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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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小泉自民党大勝利

昨日の衆議院選挙は自民党の「地滑り的大勝利」ということで、「勝つだろうとは思っていたが、ここまで勝つとは思わなかった」てなことがテレビなどで言われている。

が、これってそんなに想定外の事態なのか?日本が小選挙区制を導入することになったとき、小選挙区制では極端な結果が出やすい・どちらかの政党が地滑り的に勝つことが起こりやすい制度であると説明されていたと記憶しているのだが。例えば、ある二つの政党に対する国民の支持が6対4だったとすると、選挙結果の議席数は9対1となって現れたりする、ということ。(←この6対4が9対1に~という数値は私の勝手な創作だけど、小選挙区制の特色の大雑把な把握の仕方としては間違っていないと思う。)

マスコミで発言されているような専門家の方は当然そんなこと知っているのではないか?そして今回の選挙は事前の予想は「小泉人気高し・自民優勢」だったのだから、地滑り的勝利は充分に予測しうる結果だったと思うのだが・・・この結果に驚いてみせる専門家の人たちの真意が分からない。気持ち悪いな。何か企んでるのかな。

ま、専門家の先生方の真意はともかく、今回の選挙で自民党は「絶対安定多数」をはるかに上回る圧倒的な議席数を獲得した。これは事実だ。これから自民党は国会で何でも出来る。法案は作りたい放題、税金上げ放題、憲法だって改正だ!てことになるのではないだろうか。

「だから小選挙区制は危険なんだよ!」という結果になってしまったと思う。

とにかく歯止めがないのだ。私は民主党の支持者ではないし、その政策を高く評価しているわけでもないが、民主党には(←いや、共産党や社民党でも構わないのだが、あまりに現実味がないもので・・・)もう少し議席数を獲得して「歯止め」にはなってほしかった。そのほうが自民党ばっかりな国会よりは健全であろうから。

自民躍進・民主惨敗の一因が今まで民主党に投票していた都市部の無党派層が自民党支持に回ったからであるというのは多分正しい分析だろう。ウワキな都市部無党派層、民主党よりも自民党(と言うより小泉首相?)が魅力的に見えたのだろうね・・・。あまりに構造改革が進まないものだから、あんなの(←一体誰のための郵政民営化?と疑いたくなる郵政民営化)ですら、なんか「改革」って感じがしてしまったのかもしれない。

郵政民営化法案をめぐる自民党内のゴタゴタが、まさかこのような結果を生むとは。驚いた。そしてゾッとするよ。
by kiriharakiri | 2005-09-12 22:02 | 社会一般