60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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カテゴリ:イタリア旅行記( 17 )

テレテレと続いたこの旅行記も今回で最終回です。
お料理の写真も撮ってきたのでアップしてみます。

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ローマの下町のあるトラットリアで。
これはサラミソーセージ1本。前菜です。もちろん1本で1人前。


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チーズとトマトのパスタ。太目のパスタがまさにアルデンテでした。


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ローマで冬の間だけ出回るという野菜(名前失念)のアンチョビ和え。歯ごたえはセロリに似ており、とてもさっぱりしていて美味しかったです。


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ローマ風アンティチョーク。柔らか~く蒸してあって美味。


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牛肉薄切り巻きトマトソース。ナイフで切ろうとしてもグシャッと潰れるほどの柔らかさ。


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着物で食事中です。
このレストランに行くとき、地下鉄で行ったのですが、ホームで電車を待っていたら13歳くらいのとても可愛い女の子が私に「写真を撮ってもいいか」と声をかけてしました。もちろんOK、彼女は携帯電話で「着物姿」を撮って喜んでおりました。彼女はお母さんと一緒にいたのですが、お母さんは「日本にはゲイシャがいる」みたいなことを言っているようでした(←私はイタリア語分かりませんから)。ゲイシャって有名なんですね。


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これはローマの別のトラットリアで。野菜(ズッキーニ・トマト・ナス等)のピザ。生地は薄くパリッとしたタイプ。美味しかったです。


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唐突ですが、噴水。ローマには噴水が沢山あって、歩いていると唐突に噴水が目の前に現れます。水、噴き出してます。


でもローマで噴き出す水と言ったら、やっぱりコチラでしょう。トレビの泉。

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10年前にローマに来たとき、私はトレビの泉の真ん前のホテルに泊まったのです(予約もなしに飛び込みで!)。部屋からはトレビの泉が見えなかったのですが、屋上のテラスへ行って朝晩トレビの泉を眺めていました。コインは投げなかったけど(←禁止されているそうです)、ここへ再び来ることが出来ました!今回もコインは投げませんでしたが、また再訪出来ると信じています。

と言うわけで、楽しかったイタリア旅行もおしまい、日本へと帰国の途につきます。

荷物が重かったので(←着なかった着物とか入ってましたしね~)、ホテルが斡旋していたタクシー(相場より少し安かった)を奮発して頼みました。ホテルからタクシーに乗り、さあ出発、とタクシーがアクセルを踏むと殆ど同時に突如天啓が!

パスポートと航空券、
ホテルのセーフティーボックスに入れたまま!!


もう、頭真っ白!タクシーは幸いまだ数メートル走っただけ。急いで車を止めてもらってホテルへ走って戻りました。

ホテルの人も、チェックアウトするときに「セーフティ・ボックスは空にしましたか?」って一言言ってくれればいいのに~!(←日本人的甘え)

無事にパスポートと航空券を取り戻し、今度こそ空港へ。空港へ行く前にこの重大な忘れ物に気付いて本当によかった。まさに「天啓」って感じで思い出しましたからねー、本当に天啓だったのかも・・・?

帰りの飛行機では運のいいことに私の隣もその隣も空席。1人で3席使ってゴロリと横になって帰ってきました。ええ、無事に帰ってきました。あんまり帰ってきたくなかったけど。

今度はいつどこへ行けるんだろうな~。


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by kiriharakiri | 2005-12-09 23:16 | イタリア旅行記
※「イタリア旅行記 その15 ヴァチカン美術館」の最後に螺旋階段の写真をアップしました。

世界最小の国に世界最大の教会―――というわけで、サン・ピエトロ大聖堂です。ローマ法王ヨハネパウロ2世が亡くなられて凄まじい数の信者が集まり大混乱になっていたローマのニュースは記憶に新しいところです。

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写真は空から見たサン・ピエトロ大聖堂とサン・ピエトロ広場。もちろん私がこんな空中撮影を出来るわけはなく、イタリア旅行記その14で紹介した「ヴァチカンガイド・観賞用」の裏表紙に載っていた写真です。(本当はこうして使ってはマズイのでしょうが、どうしてもヴァチカンの全景を紹介したくて・・・。)

サン・ピエトロ広場はとにかく広い!約30万人収容できるそうです。私が10年前にここに来たときは、ちょうど祝日で、この広場から見える場所に建つ教皇居館の窓から法王がお姿を現しお言葉を頂戴できる(と言っても言葉が分からない私にはちんぷんかんぷんでしたがミーハーだからお声を聞きたくて)とあって、人がぎっしりでした。30万人いたのかなぁ・・・今回は特別多くの人が集まっているということはなかったのですが、何かの行事の準備なのでしょう、ここにパイプ椅子がぎっしり並べられていました。一体何脚あったのだろう、あのパイプ椅子・・・(ああ、これも写真撮ってくればよかった~)あんな数のパイプ椅子を一編に見たのは生まれて初めてです。

などとパイプ椅子の多さに感嘆しているようでは馬鹿丸出しですが、とにかく凄い広場です。噴水とかオベリスクとか側廊の柱(284本だそうです)とか側廊の上に立っている聖人の像(140体だそうです)とか・・・下の写真はサン・ピエトロ広場からサン・ピエトロ大聖堂の正面を写したものです。このファサード、幅114.69メートル、高さ44.55メートルだそうです。大聖堂の上にも聖人の像(こちらはキリスト・洗礼者ヨハネ・聖ペトロ以外の11人の使徒・聖ペトロの像は大聖堂前にあるのですが私の写真には・・・ギリギリで写っていないようです、まったく写真が下手!)が立っています。手前は広場中心に立つエジプトのオベリスク。

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中に入りますと、広い!大きい!天井が高い!建物の中にいることを忘れそうな大きさです。中央身廊部分の高さが最大のことろで46メートルあるそうで、これは16階建ての建物相当だそうな。

大きいだけではありません。内部の素晴らしい装飾、とにかく沢山の聖人達の像、さらにはベルニーニ作の高さ29メートルの大天蓋だの同じくベルニーニ作の司教座の祭壇だの・・・バロックしてます。下の写真は司教座の祭壇と神父さんのお話を聞く信者さん達。
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聖人達に混じって、中にはこんなに可愛い天使も。この天使、地上へ舞い降りているので多くの人がこの天使と並んで記念撮影していました。私も撮りたかったんのですが(着物着てたし)、さすがに気恥ずかしくて撮影を頼むことが出来ませんでした。今度は誰かと来よう・・・。


他に大聖堂内で特に印象に残ったのは、やっぱりミケランジェロのピエタ(破壊されないようにガラス張りの部屋に置かれています)。美しすぎる聖母・・・。それから足先の磨り減った聖ペトロの像です。あまりに多くの信者さんがこの聖ペトロ像の足に触れたりキスしたりするので足先がまーるく磨り減っています。信者パワーを感じます。

そしてミケランジェロが設計したというクーポラ!高さ136.57メートルだそうです。クーポラの内側は当然美しい装飾で飾られておりました。このクーポラ、登れます。10年前に登りました。眼下にサン・ピエトロ広場そしてローマの町並み、絶景です。でも今回は登らなかったのです。前に登ったとき、かなり急だったり狭かったりで登るのがとてもきつかったと記憶しており、着物では無理と諦めたのですが・・・あとでガイドブックで確認したらエレベーターもあったんです!辛い階段登りの印象が強すぎたんですね・・・エレベーターがあったなんて全然覚えていませんでした。エレベーターがあるのなら登るのだったー!天気もよかったのにー!と言っても遅い。ガイドブックは事前にしっかり読まないと。トリッパに続く不覚。

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さて、大聖堂の外へ出ますと、そこにはカラフルな服装のスイス人衛兵がヴァチカン市国を守っています。ミケランジェロのデザインだというのですから、ミケランジェロって本当に凄いですね・・・。


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こちらは青い制服。衛兵と思われますが、これもミケランジェロのデザインなのかな?ヴァチカン周辺ではよく見かけるシスターの姿も一緒に写っています。

大聖堂も、出来ればもっと時間をかけて見学したかったのですが、時間が不足気味。
旅はやっぱり早起きが肝心のようです。




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by kiriharakiri | 2005-12-06 22:29 | イタリア旅行記
ローマに行ったからにはやはりヴァチカンに行かねば――というわけで行ってきました、ヴァチカン、着物で。

まずはヴァチカン美術館。ここも入り口に行列が出来ることで有名です。行列・長時間待ちを回避するには(1)朝一番、開館時間よりも少し早く行って並ぶ、(2)混むのは主に午前中なので昼過ぎに行くと行列がないかも、という2つの意見を聞いたのですが、私は後者を選びました。いえ、選んだと言うよりは自然にそうなったと言うか・・・朝早くから行動するのは辛いんです、多分ウツの後遺症ですね・・・。少しでもシャキッとした気分になろうと着物を着ていったわけです。
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行列が無いといいなーと思いつつヴァチカン美術館へ向かったのですが、美術館の入り口から随分離れた所に行列が!ヴァチカン美術館に入るための行列でした。あーああ。ただ、行列は結構どんどん進んで、結局40分程度の待ち時間で美術館に入ることが出来ました。

ヴァチカン美術館には日本語のオーディオ・ガイドがありますので、それを借りようとしたのですが、「パスポートがないと駄目」と言われてしまいました。私のパスポートはホテルのセーフティー・ボックスの中です。通常、こういうときの担保としてはパスポートの他にクレジット・カードや現金が使えることが多いのですが、ヴァチカンではパスポートでないといけないそうで・・・泣く泣くオーディオ・ガイドは諦めました。楽しみにしていたのに~。

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それにしても、ヴァチカンでガイド無しというのは無謀すぎます。仕方なくガイドブックを買いました。左の写真が買ったガイドブックの表紙。ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂の天井画が使われているこの本、なんか見覚えあるな~と思ったら、10年前に買ったガイドと同じ本でした。ああ、私っていいお客さんかも。この本は美術館の収蔵物の文字によるガイドなのであまり写真は載っていません。ので、帰国後の観賞用として綺麗な写真の沢山載ったガイドブックも買いました。本当にいいお客さんだこと。


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右がその観賞用ガイド。左半分はシスティナ礼拝堂の天井画(やっぱりコレは外せないんですねー)、右はサンピエトロ大聖堂にあるミケランジェロのピエタのマリア様の横顔です。

さて、いよいよ美術館見学です。「凄い」「膨大」「圧巻」「なんだこれ・・・!」常套句ばかり並んでしまいますが、でもだってそういう言葉が出てきてしまうんです。当然なのですが、全部の美術館は回れませんでした。やっぱり頑張って朝一番に来るべきだった、そうしたら時間がもっとたっぷりあったのに!と後悔しました。

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ヴァチカン美術館の古代彫刻と言ったら、コレでしょう、ラオコーン。ミケランジェロも大絶賛、ということで美術的価値の非常に高い逸品ですが・・・私にはこの題材がどうしてもおぞましく思えてしまって素直に鑑賞できません。だって、大蛇に絞め殺されようとしている父子、ですよ。彫刻が素晴らしければ素晴らしいほど、それは緊張感を持ち筋肉の動きの様子が現実的になり、本当に目の前で人間が大蛇に殺されているかのようです。残酷・・・などと思う私は到底芸術家にはなれませんね・・・。他にもいろいろ「残酷系」の彫刻がありましたが、特に印象に残ったのが「ガチョウを絞め殺す子供」の像(なんで写真撮ってこなかったのだろう!)。実物大の3歳くらいの幼児がガチョウを楽しそうに絞め殺している彫刻でした。これも子供の体の動きの表現が素晴らしい、ということのようでしたが・・・いやはや。

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次なる「必見ポイント」はラファエッロのスタンツェです。「聖体の論議」ですとか「アテネの学堂」など有名な大きな絵画があります。ここで私が一番好きな絵は「聖ペテロの解放」です。本当にすぐそこに獄に繋がれた聖ペトロがおり、そこへ天使が降り立ち聖ペトロを外に連れ出そうとしている―――ような錯覚に陥ってしまいそうな絵です。が、この絵は修復中で布がかかっており見られませんでした!がっかり!!悔しいのでブログにこの絵の写真をアップしてみました。

それからやっぱりシスティナ礼拝堂。礼拝堂内は満員電車のような混雑です。天井と壁一杯に描かれた絵!絵!絵!ミケランジェロというのは一体何者だったのでしょう。凄いです。一つ一つの絵を丹念に鑑賞したいところですが、首が疲れてしまいます。見るのにこんなに疲れる絵が他にあるでしょうか。それにとにかく大混雑で頭がクラクラしてきました。

最後にピナコテカへ行きました。約半分の部屋が閉鎖されておりましたが、ダヴィンチやラファエッロの絵は見ることが出来ました。ここにはミラノのダヴィンチ作「最後の晩餐」の実物大(←多分)タペストリーが飾られていて、絵画と本当によく似ていて驚きました。ミラノの絵では切り取られているキリストの足も(ドアを作るため壁に穴を開けたのだそうです)、このタペストリーにはちゃんと残っておりました。

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この写真は美術館出口へと向かうときに通る美しい螺旋階段です(写真が下手で美しさがよく表現できていない~!)。



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by kiriharakiri | 2005-12-04 23:14 | イタリア旅行記
ローマから、「カプリ・青の洞窟1日観光」ツアーに参加してみました。天候等で青の洞窟に入れない場合はポンペイ観光に変更になるとのことで、ポンペイにも行ってみたかった私としては、どっちに転んでもいいや、でありましたが、予定通りカプリ・青の洞窟へ行くことになりました。

朝早くバスでローマを出発します。バスは高速道路をどんどん走ってナポリに向かいます。3時間くらい(だったか?記憶曖昧)でナポリへ到着。ナポリには高層ビルが幾つも建っておりました。残念ながらナポリでの観光は無し(時間がないですからね)、船でカプリ島へ向かいます。

ツアーガイドはナポリからはナポリのガイドに交代。イタリアでのツアーガイドの資格は、資格を取った州でだけ有効なのだそうです。だからローマのガイドさんはナポリでは無資格だからガイドは出来ない、ということだそうです。これも「イタリアらしさ」?

さて、フェリーで45分くらいでカプリ島に到着。そこから今度は小さなボートに乗って青の洞窟へと向かいます。

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洞窟前には、観光客を乗せた同じような船が何艘も順番待ちをしています。大混雑の夏などは3時間待ちになったりすることもあるようです。

なんでそんなに時間がかかるのかと言うと、青の洞窟へ入るには更に小さな4~5人乗りの船へ乗り換えなくてはならないからです。洞窟の入り口が本当に小さいんです。これではちょっとした天候や潮の動きの変化で洞窟内に入れないことがあるのも納得できます。

洞窟の出入り口から出てくる船の先端が見えます。
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出てきました。こんなに狭いので、体を横にしなければ洞窟内に出入りは出来ません。ここでは「着物で観光」は諦めることをお勧めします。
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そして、これが内部です!
白く光っているのは洞窟の出入り口、海面が綺麗な青です。
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本当にこの写真の通りの青なんです。
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洞窟内には同時に3~4隻のボートがいたのですが、船頭達がとてつもなく下手なオ・ソレ・ミーオなぞを歌うもので神秘的な雰囲気ぶち壊し。これはこれで「イタリアらしい」ということにしておきましょう。

美しい青、いつまでも見ていたいのですが、舟は小さな洞窟内をグルッと回ってすぐに出て行ってしまいます。ま、沢山の人が順番待ちしていますからね・・・。

無事に青の洞窟見学後は、港から小さなバスへ乗り換えて、カプリ島の山側(アナ・カプリ)へと登っていきます。バスは、細い道、急なカーブ、崖っぷちをスピードを出して走るので少し怖かったです。

アナ・カプリへ着いて港のほうを見下ろすと、素晴らしい景色が広がっています。ああ、これが南イタリアか~今度は日帰りなんかではなく、もっと時間をかけて来なければ!と思いました。
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さて、アナ・カプリで昼食です。大衆食堂みたいなレストランに連れて行かれ、メニューは既に決まっておりました。(機内食みたいに肉と魚は選べましたが)。この写真はリゾット。蛸なども入っており、一見美味しそうですが・・・

はっきり言ってあんまり美味しくなかったです、ここの料理。団体旅行のときに出される食事というのは大概こんなものなのでしょうか。また、昼食代はツアー料金に込みだったのですが、飲み物は別に自分でお金を払わなくてはならず、この飲み物が結構お高かったんですよープンプン。

昼食の後は立ち並ぶおみやげ物やさんをブラブラ。この島の周りには珊瑚が一杯だそうで、(潮が引くと海面に現れるそうです)、珊瑚を使ったアクセサリーなどが沢山売られていました。また、カプリ島の名物はレモンだそうで、ここで作られるレモンを使って作るお酒が名物だとか・・・試飲してみましたが、強すぎ!甘すぎ!飲めません~。このお酒を可愛い小さめの瓶に入れたものが沢山売られていて(←ローマのエノテカでも沢山売られていましたが)、買って帰って皆に飲ませればよかったーと帰国後後悔しました。でもこのときは荷物が重くなるのを用心していたんですよね・・・。結局私は「レモン・チョコレート」を買いました。

アナ・カプリでも時間があまりなくゆっくりできずに、バスで来た道を戻っていきました。やっぱりすごいスピードで・・・。カプリ島の周りの海は本当に綺麗で、海を覗き込むと黒い小さな魚が沢山泳いでいました。
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船でナポリまで戻り、ナポリのガイドとお別れして、バスでローマへ戻ります。帰路は日が暮れて外が真っ暗になってしまい車窓が楽しめずに残念でした。途中、休憩所のバールで飲んだオレンジジュースが美味しかったです。イタリアのバールではオレンジジュースを頼むと、その場でオレンジを半分に切ってギューギューと果汁を搾り出して作ってくれるのが普通みたいで、このときもオレンジを2個使って作ってくれました。それで2ユーロ。これはお徳かも。

私は南イタリアへ行きたいと思っていなかったのですが、このカプリ島ツアーの後はすっかり「今度は南イタリアへ行かねば!」になってしまいました。



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by kiriharakiri | 2005-12-01 00:05 | イタリア旅行記
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天井のない美術館と呼ばれるローマ~って、ツアーガイドさんの説明のようですが、ローマは本当に天井のない美術館・博物館といった感じで、私はかなり好きです。そんなローマ観光の王道の一つ、フォロ・ロマーノとコロッセオ観光に行ってまいりました。

←フォロ・ロマーノのガイドブック



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いつものように購入した「オフィシャル」ガイドブック。しかしフォロ・ロマーノにもコロッセオにも日本語版がありません!日本人観光客も沢山来ているはずなのに・・・日本人、「上客」の地位から滑り落ちる!?

         コロッセオのガイドブック→


ま、そんなことはともかく。まずはフォロ・ロマーノ。
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なんだか大きな古代ローマの遺跡がゴロゴロしています。
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神殿だのバジリカだの凱旋門だの・・・古代ローマの人々が作り使っていたものだと思うと、なんだかドキドキします。
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次はコロッセオ。巨大です。
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コロッセオの内側。ここで剣闘士同士の戦いや、猛獣との戦い、そして公開処刑などが行われたという暴力と血と死の舞台―――と思うとゾーッとします。なぜ人々はこういった暴力を好むのでしょうか。格闘技のよさが全然分からない私としては非常に疑問に感じるところですが・・・とにかく「好まれていた」んですよね、うー、いやだいやだ。
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コロッセオの外にいた古代ローマ人風の格好をした記念撮影屋さん(←多分)。
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ローマという「現在も一国の首都であるような都市」の真ん中にこういう遺跡がボーンとあるっていうのも凄いなぁ―なんて、はるばるローマまで行ったにしてはつまんない感想ですが。



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by kiriharakiri | 2005-11-28 20:30 | イタリア旅行記
フィレンツェを発ちローマへと向かう日、この日は事前の情報収集によれば鉄道のストライキが予定されている日でした。自分の乗る「ES*」という種類の列車はストライキ時でも運行されるとのことですが、既にとんでもない目にあっていることもあり、不安が募ります。ホテルをチェックアウトするときにホテルの人にストライキのことを訊いたら、ニュースでは何もストライキのことは言っていないから大丈夫ではないかと言われたけれど、やっぱり不安。

駅へ着くと、ストライキはやっていない様子。とりあえずホッとして出発列車表示案内板を確認するとまたまたプラットフォーム番号が非表示。インフォメーションカウンターで尋ねると、また「表示が出るまで待って!」という返事。仕方なく待合室で時間をつぶすことにしました。この駅ではアナウンスをイタリア語と英語で行っており、その点ミラノ中央駅よりは親切です。

私が予約した列車は9時30分出発だったのですが、9時30分ころにようやくプラットフォーム番号が表示されました。そのプラットフォームへ人が大勢ゾロゾロと歩いていきます。私は、いつ列車が発車してしまうかと不安に思いつつ予約した席のある車両へとホームを急ぎ足で歩いて行ったのですが、周囲には焦っている様子の人などいません。列車は結局定刻より約15分送れて出発しました。で、定刻より約30分程送れてローマに到着。当然詫びのアナウンスなどなし。

ローマ・テルミニ駅を出ると、何やらデモ隊が大きな旗を何本も掲げて行進しています。後で聞いたところによると、この日はやっぱり「ストライキの日」だったようで(幸い電車は動いていましたが)、このデモ隊も「ストライキの日」に合わせたものだったようです。ストライキやデモが本当に盛んなのね、イタリアって・・・。

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ローマのホテルへチェックイン後、この日はボルゲーゼ美術館に行ってきました。ボルゲーゼ美術館はボルゲーゼ公園の中にあります。ボルゲーゼ公園は緑が一杯で素敵な公園でしたが、とにかく広い!そして人が少ない!こんなにいい公園なのに、なぜこんなに人が少ないの!?と疑問に思うくらいでした。この日の天気が小雨が降ったり止んだりだったから?

とにかくあんまり広いので公園内で道に迷いました。でも人がいないから道を聞くことも出来ません。地図を見ながら大体めぼしをつけて歩いていきましたが、途中すれ違う人すれ違う人に(少ししかいなかったわけですが)「ボルゲーゼ美術館はどこですか?」と訊きつつ、なんとか美術館の建物が見える場所までやって来ました。

そこまで来ると、人の数がちょっと増えて、だいたい皆さんボルゲーゼ美術館を目指しているようでした。公園内では、ディズニーランド内を走っているような小さいバスも走っていたようで、あれに乗れたら楽だったのにと思いましたが、乗り場が見つからなかったのだから仕方ありません。

ボルゲーゼ美術館というのは、もったいぶった美術館で、入場は予約制、館内滞在は2時間まで、と決まっています。私の予約は3時~5時でした。道に迷ったせいで結構ギリギリの時間に到着したのですが、館内は公園内の閑散さとは正反対、3時から美術館に入る人たちでごった返していました。私の他に日本人の姿はなかったのですが、売店には日本語ガイドがあったので勿論購入。

美術館内は当然のごとく有名な絵や彫刻がわんさか。室内の天井にはギリシャ・ローマ神話の神々の絵がビッシリで、とにかく豪華でした。

ここの3大お宝をあげるとすれば(って、勝手に3つ選んでますが)、多分、ティツィアーノの絵画「聖愛と俗愛」、カノーヴァの彫刻「パオリーナ・ボルゲーゼ」(ガイドブックの表紙のシルエットになっているのがこの彫刻)、それからベルニーニの彫刻「アポロンとダフネ」になるのではないでしょうか。

富のある人というのは、こんなに素晴らしいコレクションを作るものなんですね・・・財力、審美眼、美術の知識、等など、どれも私には別世界のもの。でも、単に見ることなら私にも出来ます。美しいと言われているものを見てみたい!そして、見て「はぁ~っ」とため息をつく。それじゃ底が浅いと言われそうですが、そういう楽しみ方もありではないか、と。どうでしょうか。



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by kiriharakiri | 2005-11-26 23:22 | イタリア旅行記
フィレンツェに到着した日はいい天気だったのですが、翌日からは冷たい雨。フィレンツェでは「着物で旅行計画」はすっかり頓挫して、もともと「パジャマにでもするか~」と持って行ったスウェット・パンツでうろつく始末。よって自分を写した写真がありません。しょうもない。

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これは街をウロウロしていたときに見かけたお菓子屋さんのショーウィンドウ。果物屋さんではありません。



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日本の和菓子は、こういう「何かに似せたお菓子」が得意ですが、イタリアにも似たようなものがあるのですねえ。食べていないので味は分かりません。


そんな雨のフィレンツェの午後、私は「トスカーナのワイナリーを訪ねる半日観光ツアー」というものに参加しました。小さいバスで行くのかなーと思っていたのですが、大型バスにお客さんびっしりでした。フィレンツェの観光業界は左団扇!?

バスでフィレンツェの町を出発しますと、晴れていたらきれいな田園風景の車窓を楽しめたのでしょうが、雨で霧までかかっていて周りの様子がよく見えません。それでもブドウ畑やオリーブ畑(と言うのだろうか?)が見えてきました・・・。

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ワイナリーに到着し、内部を見学。地下の貯蔵庫にはワイン樽がゴロゴロしています。

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で、ここでワインの製造工程などを見学できるのかな~と思ったら、サッサとテーブルの用意してある部屋に連れて行かれ、ワインの試飲です。出されたワインは、当然そこのワイナリーで作られた物で、キャンティ2種類。そのうちの高いほうの(と言っても、日本のワインの価格と比べると安い)キャンティ・クラシコが、とても香りがよく、結構複雑な味・風味、美味しかったです。このワインを1本購入。ワイン試飲の際は、オリーブオイル(やっぱりそこで作られたもの)を塗ったパンやビスコッティなどがテーブルに置かれていたのですが、このオリーブオイルも美味しかったので1本購入。

結局このツアーは試飲に結構時間を使って、あとはフィレンツェの街に戻る途中で小さな村に寄ったのですが非常に短時間で全然ゆっくり見てまわる時間も無く、わざわざお金を払って参加するまでの価値はなかったかなぁ、というのが正直なところでした。バスの中ではイタリア人ガイドが(英語のツアーだったので)英語で非常によく喋りいろいろ解説してくれましたが・・・。

そんなこんなでフィレンツェの街に到着、バスを降りるためタラップに足をかけようとしたとき、足元でガラガラガッシャーン!というすごい音!購入したワインとオリーブオイルの入っていた厚紙で出来たバッグの底が抜けてワインとオイルの瓶が地面へ落っこちて割れたのです!

雨降りでバスの中の床も濡れていたのに、そこに厚紙のバッグを置いていたため底の部分が濡れて弱くなり底が抜けてしまったのでした。晴れていれば、こんなことにはならなかったのに・・・せめてもうちょっと早くバスの中で底が抜けていたら、バスの床に落ちただけなら割れなかったかもしれないのに・・・何も一番高い位置から一番低い位置へと落ちなくても・・・。

そんなことを言っても仕方がありません。ワインは雨に濡れたフィレンツェの道路が飲んでしまいました。幸い、オリーブオイルは無事でした。こちらは箱入りの瓶に入っていたため割れなかったのだと思われます。過剰包装も役に立つことがあるのだ!

とにかく、もうどうにもなりません。気分を取り直して夕食です。手頃な値段のトラットリアがあったのでそこに入ってみました。

とりあえず頼んだワインは4分の1リットルで2ユーロのテーブルワイン。これが、美味しいワインを飲んだ後ですから、まるで美味しくない!味わいってものが全然ない!もうちょっと高いワイン頼めばよかったと思いました。

1つ目の皿は豆のスープにして、2皿目は何を頼む?とメニューを眺めていたのですが、

Trippa alla fiorentina

というのが目に留まりました。メニューには英語の説明文もあってHoneycomb tripe cooked with tomato sauce とあります。ミツバチの巣・・・?何だろう、でもfiorentinaと言うのだから、フィレンツェの名物料理なのだろうし、これにしてみるか、ということでコレを頼みました。

そうして出てきたものが・・・赤いトマトソースに何やら肉?みたいな不気味なものが入っています。確かに蜂の巣みたいに小部屋に分かれているような部分があるけれど?何コレ?と、その肉らしきものを恐る恐る口にしてみますと・・・

もつ!

Trippa alla fiorentinaとはモツのトマト煮混みだったのです。・・・私は比較的何でも食べるほうだと自負しているのですが、モツは苦手。形状が気持ち悪いし、ツルツルグニャっとした食感も気持ち悪いし、とにかく気持ち悪くて食べることが出来ません。頼んだ料理を殆ど全部残すのはよくない、と思って頑張って食べてみようとしたのですが・・・駄目でした。

お店の人に「すいませんが・・・」ということで皿を引っ込めてもらいました。

ホテルに戻ってガイドブックを開いてみますと、各地の名物料理が紹介されているページにトリッパのことはちゃんと載っていて、牛の胃であると書いてありました。ガイドブックをもうちょっとよく読んでおくのだった・・・。

後日さらに調べてみますと、honeycombには反芻類の第2胃という意味があり、tripeはトライプ(反芻動物の第1・2胃;食用となる部分)となっています。全然知りませんでしたが身をもって学習いたしました。

臓物料理というのは、昔、肉の美味しい部分を王侯貴族やらに取られてしまった庶民が編み出した庶民の料理、というのは洋の東西を問わないようです。そんな庶民の味、モツが食べられない自分、庶民も贅沢になったものですね・・・。

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肉屋でもっと勉強して出直し!(ワイナリーツアーで寄ったGREVEの肉屋さん)




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by kiriharakiri | 2005-11-19 23:58 | イタリア旅行記
フィレンツェに行ったら何をしたかったか―――美術館行脚です。フィレンツェには是非言ってみたいと思っていた美術館が沢山あります。ので、今回は見てきた美術館の感想をば、各美術館のガイドブック(ありがたいことに日本語のガイドブックが売られておりました)の表紙と共に。

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サン・マルコ美術館

フラ・アンジェリコの絵が好きな人なら絶対に外すことの出来ない場所です。と言うか、フィレンツェへ行ってここへ寄らないフラ・アンジェリコ好きはいないでしょう。フラ・アンジェリコ、知らない方は調べてみてください。とても美しい色をした羽を持つ天使の絵(ガイドブックの表紙の天使が一例)を描いた人です。本当はもっと難しい理由もあって素晴らしいと評されている画家(修道士)ですが私にはよく分からないため「色がきれいだから」なんてな単純な理由で「フラ・アンジェリコ好き」を自認しております。

ここは「美術館」となっておりますが、もともとは修道院で、その建物がそのまま美術館として使われています。だからこの美術館の美しい中庭も、そもそもは「修道院の美しい中庭」であります。なぜ修道院の建物をそのまま使っているのか?実はここにある絵の多くは建物(修道院)の壁に直接描かれているのです。だからフィレンツェに来なければその絵は見られないというわけです。

1階にも見るべき絵は沢山あるのですが、ここの圧巻はやはり2階でしょう。2階への階段を上がった所に、早速フラ・アンジェリコの恐らく一番有名な絵、「受胎告知」が待っています。そして2階の廊下の両側には小さい僧房(4畳半くらい?)がズラリと並んでいます。僧房と言うのはもちろん修道士たちが祈りを捧げ瞑想する場です。一つ一つ中を覗くと、その白い壁の一部分に美しいフレスコ画が描かれているのです。門外漢の私でさえ、これらの絵のスピリチュアリティを感じることが出来ます。これら一連のフレスコ画は修道士の祈り・瞑想のために描かれたものであり、それらを今も本来あるべき姿で見ることができるのです。(と言っても、この僧房は今はサン・マルコ美術館なのですから厳密に言えば「本来あるべき姿」ではありませんが。)

この修道院はサヴォナローラを輩出した修道院なので、美術館には「サヴォナローラの部屋」というのもあり、サヴォナローラの本物のマントが飾ってあって「おお!すごい!」と思いました。



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アカデミア美術館

この美術館は、とにかくミケランジェロのダヴィデ!他にもミケランジェロの彫刻(囚人の群像)や高名な画家の絵画などもあるのですが、やっぱりダヴィデ、絶対にダヴィデ、でしょう。世界で一番有名だと思われるこの彫刻、この美術館の中心にバーンと立っています。大きいです。ガイドブックには「高410」とあるので、4メートル10センチあるのでしょう。こんな大きなものを作ろうという着想、そして実際このように見事に作り上げる―――天才のやることは凡人には訳が分かりません・・・。


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パラティーナ美術館

パラティーナ(=宮殿)という名前だけあって絵画や彫刻が飾られている部屋自体が金細工や天井画でびっしり埋まっており豪華。そんななかに「見たことがあるな~」という有名な絵が沢山。特にラファエッロの絵は数も多く目立っていました。ラファエッロ唯一のトンド(円形)形式の聖母子画(「椅子の聖母」)は、宗教画だといいますが、宗教画じゃなくて単に「かわいい子供と若く美しい母親の図」なのではと疑いたくなります・・・子供の洗礼者ヨハネが書き加えられているのでなんとか宗教画であるように見えますが。


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バルジェッロ国立博物館

ここでガイドブックが突如英語です。英語の勉強しようと思って英語版を買った―――わけではありません。なぜか日本語版がなかったのです!英・仏・独・伊は他の美術館同様に売られているのに、なぜ?ガイドブックの採算が取れないほど日本人に人気がないのかバルジェッロ博物館!?ミケランジェロの彫刻も幾つもあったのに!

私のお目当ては、このガイドブックの表紙にも使われているドナテッロのダヴィデでした。ミケランジェロ以前、ダヴィデはこんな感じ(若くてスレンダーな少年、てところでしょうか)に捉えられていたようです。と言うか、現代に生きているハズの私のダヴィデのイメージもどちらかと言うとこちらなんですが・・・。こういうダヴィデが普通だった時代にあの巨大ダヴィデ、まさにブレーク・スルーだったでしょうねぇ。

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ウフィッツィ美術館

言わずと知れたウフィッツィです。入り口には朝も早くから長い行列が出来ていましたが、事前に予約をしていたので私はスンナリ入れました。この美術館へ行く場合は、手数料が少しかかりますが絶対に予約がお勧めです。

それまで同じシリーズのガイドブックを買っていたのですが、ウフィッツィではそれより倍も大きいものを買いました。出来るだけ沢山の絵の写真が欲しかったので。でも思ったより収録されている絵画の数が少なくて、もっと別の本も買ってくるのだったな~でも荷物が重くなるからやっぱり無理だったよな~なんて今でも思っています。

館内は素晴らしい絵画が目白押しです。その中でもこの美術館一番の「お宝」はやっぱりボッティチェッリの「ヴィーナス誕生」でしょうか。ボッティチェッリの描いた絵のうち幾つかはイラストっぽいと思うのですが、この絵もイラストっぽい不思議な雰囲気だと思います。色が優しくて私はこの絵が好きです。「春」は謎過ぎる~!

とにかく高名な画家の有名な作品がわんさとあって、一つ一つの感想を書いていたらキリがないのでやめておきますが・・・第18室のトリブーナという薄暗い八角形の部屋、ここにはブロンズィーノの絵が沢山あって、そんなに沢山あるとは知らなかった私は(だって部屋の名前が「ブロンズィーノの部屋」じゃなかったし)「え、これも、あれも、それも、そっちもブロンズィーノ!?」と驚きました。

それからアルテミジア・ジェンティレスキのユディットもありました。私は以前、彼女について書かれた本(著者は日本人女性)を非常に興味深く読んだことがあったのですが、その後すっかり忘れて、今回の旅行で彼女の絵と名前を見て記憶がパーッと蘇りました。男の首を切る女の絵を描いた17世紀の女、ちょっと興味惹かれませんか?

そうそう、カナレットの絵もあって、実際のベネチアを見てからカナレットの絵を見るのは初めてだったわけですが・・・私の見たベネチアとあんまり変わりないんですよね。なんだかベネチアへはタイムマシンで旅行してきたような気分になりました。



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by kiriharakiri | 2005-11-17 23:48 | イタリア旅行記
少々の遅れはあったものの無事フィレンツェに到着し、宿泊予定のホテルは駅から近かったので徒歩で向かいました。道に迷いつつも無事ホテルへ。ホテルの部屋は眺めが・・・悪い・・・と言うか、眺めが無い。窓の外は隣の建物の壁。フィレンツェでの宿泊費は抑えましたからね~、仕方ないです。でも部屋自体は清潔だし感じのよいホテルだったので、もしまたフィレンツェにくることがあったら、きっとこのホテルまたはここと似たようなホテルに泊まることでしょう。

とにかく、ホテルに荷物を置いて、早速フィレンツェの町の中心部へ行ってみました。フィレンツェの中心と言えば、サンタ・マリア・デル・フィオ―レ大聖堂のオレンジ色のクーポラでしょう。この写真、画面から大聖堂がはみ出していますが、これは大聖堂前の広場~ドゥオーモ広場と言うのですが~これが広場とは名ばかりの小さな場所で、充分に距離を取って写真を撮影することができないのでこうなってしまうんですよー。

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これがドゥオーモ広場。かなり混んでおります。

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ドゥオーモ広場から撮ったもう一枚がコレ、フィレンツェの3大名建築。左がサン・ジョバンニ礼拝堂、中央がサンタ・マリア・デル・フィオ―レ大聖堂、右がジョットの鐘楼です。前述の通り、ドゥオーモ広場が狭すぎるので、こんなにゴチャゴチャした写真になってしまいます。

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改めて写真を見ると、クーポラよりも鐘楼のほうが全然高いですね・・・でもフィレンツェにいたときにはまるでそんなことに気付かず「クーポラ=昇らなきゃ」という私の中の公式に従って迷うことなくクーポラの方に昇ったのです。鐘楼に昇ればクーポラを見下ろすこともできたと言うのに・・・。

でもクーポラにしておいて正解だったかも。なぜなら、クーポラにも鐘楼にもエレベーターなどはなく階段で昇るからです。クーポラの階段ですら、すっかりヘトヘトになり息が上がってしまった私、鐘楼に挑戦していたらどうなっていたことか。

クーポラに昇る途中、クーポラ内部のフレスコ画の写真です。ジョルジョ・ヴァザーリらによる「最後の審判」。これ、下で描いた絵をペタッと貼り付けた―――わけないですよねぇ。よくこんな高さのこんな曲面にこんな絵を描いたものだと感嘆します。この写真では暗くて分かりにくいのですが、中心部に描かれている人物は「だまし絵」の手法で描かれており足を絵の外へ突き出しているかのように見えます。(私は「だまし絵」好きです。本当にだまされたりする単細胞な鑑賞者です。)

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クーポラのてっぺんからフィレンツェの街を見下ろすとこんな感じです。クーポラ型の影が出来ております。

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傾きかけた太陽の光に照らし出されたフィレンツェの町は、それは美しゅうございました。


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by kiriharakiri | 2005-11-14 21:42 | イタリア旅行記
朝、ベネチアのホテルを出発、ヴァポレットで駅まで行き、まずは出発列車案内掲示パネルを確認。乗車予定の列車の表示はあったけれど、また出発プラットフォーム番号欄が空白。

まさか、また運休でドタバタ!?と心配してインフォメーションで確認すると、「もうすぐ番号出るから!」とのこと。私が駅に到着したのがちょっと早かっただけと分かり一安心し、駅近くのバールでカフェ・マキアートを一杯(0.8ユーロ≒110円)。

*バールのこと*
今回の旅行では頻繁にバールを利用しましたが、全然写真を撮っていませんでした。オシャレな店先とか、カウンター内で働くバリスタとか、コーヒーメーカーとか、たむろするお客さんとか、小さくかわいいエスプレッソのカップとか・・・今考えると絵になりそうなものがいくらでもあったのに!まったく「駄目カメラマン」です。

さて、そのバール。10年前にイタリアに行ったときは怖気づいてなかなかバールを利用できなかったのですが、今回は「10年前には一体何がそんなに怖かったのだろう?」と自分でも不思議に思うほど気軽に利用していました。(歳とってずうずうしくなっただけかな。)

利用の仕方は簡単。キャッシャーで飲み物の名前を言ってお金を払うとレシートをくれますので、それを持ってカウンターに行って飲み物を頼む、という手順です。

バールで頼む飲み物の代表はなんと言ってもカフェ=カッフェ=エスプレッソですが、これには砂糖を入れなければなりません。いえ、もちろん法律で決まっているわけではありませんから入れずに飲んでもいいのですがお勧めはしません。ハッキリ言って不味いです。私が10年前にバールをあまり使わなかった理由の一つは「なんとなく敷居が高そうと思い込んでいた」ですが、もう一つは「砂糖を入れないで飲んだカッフェが不味かったから」です。

私は普段コーヒーに砂糖は入れませんので、エスプレッソにも砂糖を入れなかったのですが、エスプレッソというのはどうも砂糖を入れて飲む飲み物のようなんです。ザーッと砂糖を入れて飲んだときの味がエスプレッソの味、ということらしい。私が普段飲んでいるコーヒーとは「別物」なんですね・・・。

こうして「エスプレッソ=そういう飲み物」と認識しますと、これはこれで美味しい・・・と言うか、ちょっと喉を潤したいわねというときにちょうどいいな、ということになります。ならない人もいるかもしれませんが・・・。砂糖入りの飲み物なんて絶対嫌という人はカプチーノなどを頼めばいいと思われます。

そんなカッフエはだいたい0.8ユーロ≒110円が相場。日本の缶コーヒーと比べると缶コーヒーのほうがコストパフォーマンス高いかなぁ・・・?缶コーヒーで思い出したのですが、今回の旅行中に出会ったカナダ人のご夫婦が、ダンナさんが日本に来たときに缶コーヒーに感心してわざわざ缶コーヒーをカナダに持ち帰りいろんな人に見せてまわったと言って奥さんが笑ってました。やっぱり缶コーヒーは世界に誇る(?)日本の味、かな。

バールで思い出した、もう一つ。これは日本へ帰るときのローマの空港のバールでのこと。イタリアでは空港にもちゃんとバールがありました。そして市中のバールと同じように先にキャッシャーでお金を払ってレシートをカウンターへ持っていくというシステムです。

そのバールへやって来た、多分私と同じ便で帰国すると思われる団体旅行参加のオバちゃん。カウンターでレシートらしきものを手に持って何やら注文しているのですが、日本語で話しているのでお店の人には全然通じません。

オバちゃんは「○○○と×××!」と注文を繰り返しレシートをひらひらさせるのですが、そのレシートはオバちゃんのではなく他の誰かの注文済みのビールのレシートだったようで、店員さんがその旨伝えますと、ビールだけが聞き取れたらしいオバちゃん、「ビール、ビールはいらないのよ!」。オバちゃんにビール、ビールと連呼された店員さんはますます混乱して「マダ~ム・・・」とオバちゃんに呼びかけたところ、オバちゃん

まだ!、そう、まだなのよ、注文!」

「まだ」じゃなくて「マダム」だってば・・・。

店員さんもオバちゃんも困っているので、私が(エラソーに)助け舟を出して「この人は○○○と×××が欲しいと言っていますよ」と店員さんに伝えると、それならばあっちのレジでお金を払ってきてということになって、オバちゃんはレジの方へ走っていきました。きっと旅行中にバールで注文することってなかったんだろうなぁ。

皆様もイタリアへお越しの際は是非バールで一杯、気に入るか気に入らないかお確かめくださいませ。ま、バールの話はこれくらいにして。

話はベネチアの駅へ戻ります。電車のプラットフォーム番号は出発予定時刻まで10分を切った頃にようやく表示され、そのプラットフォームへ向かってお客がぞろぞろ集まってきます。電車は定刻より約10分遅れて発車。フィレンツェには約20分送れて到着しました。遅れをお知らせたり、ましてや遅れを詫びる車内放送なんてもちろんありませんでした

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適当な写真がないので、イタリアの花屋の店先でも・・・シクラメンにカランコエなど。


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by kiriharakiri | 2005-11-12 22:51 | イタリア旅行記