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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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『愛の妙薬』byコトルバシュ&ドミンゴ

先日、錦織健プロデュースの『愛の妙薬』公演に行きましたが、実はCDを持っていながらまだ聞いたことなのない『愛の妙薬』が手元にあったのです。

それは指揮がプリチャード、アディーナがコトルバシュ、ネモリーノがドミンゴ、デュルカマーラがエヴァンス、ベルコーレがヴィクセルで、オーケストラ&コーラスがコヴェントガーデン・ロイヤルオペラハウスという1977年録音のもの。(ちなみにプリチャードもエヴァンスも「サー」。ただ、このCDではプリチャードにはまだ「サー」が付いていない。その後「サー」の称号を受けたのでしょう。)

もちろんドミンゴが歌っているから買ったCDなのですが、放ったらかしにしてました。と言うのも、私が一番のオペラ指南書としている黒田恭一さんの『オペラへの招待』(1989年発行)に、このオペラについては「テノールがよければ、ソプラノに問題があったり、バスがよくなかったりして、残念ながら、いまのところ、これと自信をもっておすすめできる全曲盤は、みあたらない」とあったからです。

この演奏は1977年にLPで発売されているので、黒田さんのお眼鏡にかなわなかったということですよね・・・で、なんとなく「あんまりよくない演奏なのかしら?」と、ついついそのままに。ちなみに私が持っているCDや視聴したことのあるビデオ(LD)はどれも1989年以降録音のものです。

で、やっと今日聴いてみました。・・・結構良かったんですけど。コトルバシュは可愛らしい歌声だし、ドミンゴはネモリーノにしては端整過ぎるかな?という気もしたけれど素敵な歌声だったし、エヴァンスも別に悪くなかったし・・・つまりは私の耳がアマいのでしょうね。まあ、その分何でも楽しめるからよし、ということにしておきましょう。
by kiriharakiri | 2009-04-07 23:15 | 音楽♪