他人ごと?!『AIDS文化フォーラム』へ行ってきました
2009年 08月 09日
『エイズ患者診ます』の西村ドクターに10数年ぶりにお会いできるかも!という、結構不純な動機で行ってみることにした「AIDS文化フォーラム」。日程は8月7(金)~9(日)の3日間だったのですが、結局都合がつけられずに今日しか行けませんでした。(当初は全日参加して、ボランティアもやっていいと思っていたくらいなのに。)
しかし!ドクターは見当たらなかった・・・最後の全体式・閉会式で司会の方が「皆さんがどちらからいらしたか知りたい」ということで「北海道から来た方~」「九州から来た方~」と参加者に挙手してもらっていたのですが、そこでは九州からの方(ドクターは九州の方です)はいなかったし・・・残念!
でも、フォーラムそのものは非常に興味深く、そして面白く、もちろんとても勉強になるものでした。来年は8月6~8日だそうです。来年も行こう!と思いました。来年はちゃんと都合つけるぞー。出来れば金曜も仕事休んで行きたい。
私が顔を出してみたのは「『世界がもし100人の村だったら』HIV・AIDSバージョン」というワークショップと、「成人の主張―様々な立場からHIV/AIDSを考える―」というトーク&ディスカッション、それから最後の「全体会・閉会式~朗読劇付き」です。
「『世界がもし100人の村だったら』HIV・AIDSバージョン」やってみて、日本は「金持ち国」なのにHIV感染が広まっている例外的な国であること(←一応既に知ってました)ってどういうことよ!?と考えたり、外国に目を移すとHIV・AIDSの広がりは、どうしても貧困や女性の社会的地位の低さ(お金がなく他に稼ぐ手段もなくHIV感染につながるような売春をせざるを得ないとか、HIVやAIDSに有効な薬が高価で手に入らずに死んでいくとか)などの問題を考えさせられます。また、HIV・AIDSに対する偏見は、以前に比べて随分と減ったとは思われるけれど、やっぱり偏見はあって、それは特に男性同性愛者に対する根強い偏見と強くリンクしているのではないか、という意見も出されました。私も同意します。
「成人の主張―様々な立場からHIV/AIDSを考える―」では、高校の養護教諭の方、看護師さんで現在は看護学校で先生をやっている方、エイズ患者さんを治療している歯科医師の方、HIVに感染している方のトークで、えらく面白かったです。いろんな人がいろんな所で地道に活躍・活動しているんだな~。それにしても、東京都内の歯科が2000数百あるなかで、HIV・AIDS患者さんを診ているのはたった80ヶ所というのには驚きました。それでも、ここで話をしてくれた歯医者さんがHIV・AIDS患者さんを診始めたころは17ヶ所だったそうですので・・・一応は進歩している!?
今回は参加出来ませんでしたが、個人的には「HIV・AIDS患者さんを診ているお医者さんの話」「外国での現状を伝える話や映画」「宗教関係者の方の話」あたり、是非聞きたかったです。(来年だなー。)
こうしたプログラムを主催している方はもちろん、参加者も医療関係従事者の方や看護学校の生徒さんとか、性教育に関わっている学校の先生などが多そうで、私みたいなド素人は少なめだったのかな?でもそういうド素人もどんどん参加する意義もあるし、充分に理解できる内容のプログラムだと思いました。
もちろん、展示スペースではパンフレットやグッズもいろいろゲットしてきましたよ~。その一部をご紹介。
オーソドックスなエイズの知識に関する啓発パンフレット。(発行/(財)エイズ予防財団)
こちらも監修:(財)エイズ予防財団の基礎知識パンフレット
定番・コンドーム(真ん中が相模ゴム工業(株)、あとの二つはオカモト(株))
また、コンドームメーカーのジェクス(株)からはこんなミニ冊子が。(ティーンエイジャー、特に女の子向けかな。ジェクスは「ティーンのための」という謳い文句のコンドームを発売してますからね。もちろん冊子の最後にはこの商品の広告有り。)
こちらも若者ターゲットと思われる小冊子。編集・発行は日本コンドーム工業会 CAPチームとなっています。イラストはみうらじゅん。しかし意識の低~い大人にも読んで実行してもらいたい。(意識の低い大人、多過ぎ!)
キースヘリングのイラストを使った、エイズ予防のための戦略研究・MSM首都圏グループ発行のリーフレット。
こんなのもありました。何でしょう。
携帯用コンドームケースです。色からして女の子向け?(そういえば、ワークショップの中で「オトコがどんなふうに保管・管理していたか分からないコンドームより自分がちゃんと管理していたものを使うほうがいいよねー」という意見がありました。同意。)
AIDSは一時期盛んにマスコミでも取り上げられ騒がれましたが、今ではすっかり「過去」の話題みたいになってしまっています。でも前述のように日本のHIV感染者は年々増加しています、「金持ち国」なのに。私は最大の原因は「やっぱ意識が低いんじゃ・・・」だと思うのですが、今回のフォーラムのテーマも「他人ごと?!」。きっと他人ごとだと思ってるんでしょうねぇ、大人も若者も。
ティーンエイジャーや若者が無知なまま活発に性行動に突っ走っているという感はどうしても否めません。やっぱり啓発活動は大切だと思います。「過激な性教育が云々」とかトンマなことを言っている場合ではないと思います。若者がどんどんHIVに感染してもいいと言うのでしょうか。それとも今更「純潔教育」でもおっぱじめようというのでしょうか。←こういう人は、本気でHIV感染を食い止める気がないとみなされても仕方ないと思います。
で、最後にこれ、ガムなんです。
保健所等では無料&匿名で検査出来ます。検査しましょう~、大人も若者も。
しかし!ドクターは見当たらなかった・・・最後の全体式・閉会式で司会の方が「皆さんがどちらからいらしたか知りたい」ということで「北海道から来た方~」「九州から来た方~」と参加者に挙手してもらっていたのですが、そこでは九州からの方(ドクターは九州の方です)はいなかったし・・・残念!
でも、フォーラムそのものは非常に興味深く、そして面白く、もちろんとても勉強になるものでした。来年は8月6~8日だそうです。来年も行こう!と思いました。来年はちゃんと都合つけるぞー。出来れば金曜も仕事休んで行きたい。
私が顔を出してみたのは「『世界がもし100人の村だったら』HIV・AIDSバージョン」というワークショップと、「成人の主張―様々な立場からHIV/AIDSを考える―」というトーク&ディスカッション、それから最後の「全体会・閉会式~朗読劇付き」です。
「『世界がもし100人の村だったら』HIV・AIDSバージョン」やってみて、日本は「金持ち国」なのにHIV感染が広まっている例外的な国であること(←一応既に知ってました)ってどういうことよ!?と考えたり、外国に目を移すとHIV・AIDSの広がりは、どうしても貧困や女性の社会的地位の低さ(お金がなく他に稼ぐ手段もなくHIV感染につながるような売春をせざるを得ないとか、HIVやAIDSに有効な薬が高価で手に入らずに死んでいくとか)などの問題を考えさせられます。また、HIV・AIDSに対する偏見は、以前に比べて随分と減ったとは思われるけれど、やっぱり偏見はあって、それは特に男性同性愛者に対する根強い偏見と強くリンクしているのではないか、という意見も出されました。私も同意します。
「成人の主張―様々な立場からHIV/AIDSを考える―」では、高校の養護教諭の方、看護師さんで現在は看護学校で先生をやっている方、エイズ患者さんを治療している歯科医師の方、HIVに感染している方のトークで、えらく面白かったです。いろんな人がいろんな所で地道に活躍・活動しているんだな~。それにしても、東京都内の歯科が2000数百あるなかで、HIV・AIDS患者さんを診ているのはたった80ヶ所というのには驚きました。それでも、ここで話をしてくれた歯医者さんがHIV・AIDS患者さんを診始めたころは17ヶ所だったそうですので・・・一応は進歩している!?
今回は参加出来ませんでしたが、個人的には「HIV・AIDS患者さんを診ているお医者さんの話」「外国での現状を伝える話や映画」「宗教関係者の方の話」あたり、是非聞きたかったです。(来年だなー。)
こうしたプログラムを主催している方はもちろん、参加者も医療関係従事者の方や看護学校の生徒さんとか、性教育に関わっている学校の先生などが多そうで、私みたいなド素人は少なめだったのかな?でもそういうド素人もどんどん参加する意義もあるし、充分に理解できる内容のプログラムだと思いました。
もちろん、展示スペースではパンフレットやグッズもいろいろゲットしてきましたよ~。その一部をご紹介。
オーソドックスなエイズの知識に関する啓発パンフレット。(発行/(財)エイズ予防財団)
こちらも監修:(財)エイズ予防財団の基礎知識パンフレット
定番・コンドーム(真ん中が相模ゴム工業(株)、あとの二つはオカモト(株))
また、コンドームメーカーのジェクス(株)からはこんなミニ冊子が。(ティーンエイジャー、特に女の子向けかな。ジェクスは「ティーンのための」という謳い文句のコンドームを発売してますからね。もちろん冊子の最後にはこの商品の広告有り。)
こちらも若者ターゲットと思われる小冊子。編集・発行は日本コンドーム工業会 CAPチームとなっています。イラストはみうらじゅん。しかし意識の低~い大人にも読んで実行してもらいたい。(意識の低い大人、多過ぎ!)
キースヘリングのイラストを使った、エイズ予防のための戦略研究・MSM首都圏グループ発行のリーフレット。
こんなのもありました。何でしょう。
携帯用コンドームケースです。色からして女の子向け?(そういえば、ワークショップの中で「オトコがどんなふうに保管・管理していたか分からないコンドームより自分がちゃんと管理していたものを使うほうがいいよねー」という意見がありました。同意。)
AIDSは一時期盛んにマスコミでも取り上げられ騒がれましたが、今ではすっかり「過去」の話題みたいになってしまっています。でも前述のように日本のHIV感染者は年々増加しています、「金持ち国」なのに。私は最大の原因は「やっぱ意識が低いんじゃ・・・」だと思うのですが、今回のフォーラムのテーマも「他人ごと?!」。きっと他人ごとだと思ってるんでしょうねぇ、大人も若者も。
ティーンエイジャーや若者が無知なまま活発に性行動に突っ走っているという感はどうしても否めません。やっぱり啓発活動は大切だと思います。「過激な性教育が云々」とかトンマなことを言っている場合ではないと思います。若者がどんどんHIVに感染してもいいと言うのでしょうか。それとも今更「純潔教育」でもおっぱじめようというのでしょうか。←こういう人は、本気でHIV感染を食い止める気がないとみなされても仕方ないと思います。
で、最後にこれ、ガムなんです。
保健所等では無料&匿名で検査出来ます。検査しましょう~、大人も若者も。
by kiriharakiri
| 2009-08-09 23:43
| 社会一般