60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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イタリア旅行記 その12 全ての道はやっぱりローマへ

フィレンツェを発ちローマへと向かう日、この日は事前の情報収集によれば鉄道のストライキが予定されている日でした。自分の乗る「ES*」という種類の列車はストライキ時でも運行されるとのことですが、既にとんでもない目にあっていることもあり、不安が募ります。ホテルをチェックアウトするときにホテルの人にストライキのことを訊いたら、ニュースでは何もストライキのことは言っていないから大丈夫ではないかと言われたけれど、やっぱり不安。

駅へ着くと、ストライキはやっていない様子。とりあえずホッとして出発列車表示案内板を確認するとまたまたプラットフォーム番号が非表示。インフォメーションカウンターで尋ねると、また「表示が出るまで待って!」という返事。仕方なく待合室で時間をつぶすことにしました。この駅ではアナウンスをイタリア語と英語で行っており、その点ミラノ中央駅よりは親切です。

私が予約した列車は9時30分出発だったのですが、9時30分ころにようやくプラットフォーム番号が表示されました。そのプラットフォームへ人が大勢ゾロゾロと歩いていきます。私は、いつ列車が発車してしまうかと不安に思いつつ予約した席のある車両へとホームを急ぎ足で歩いて行ったのですが、周囲には焦っている様子の人などいません。列車は結局定刻より約15分送れて出発しました。で、定刻より約30分程送れてローマに到着。当然詫びのアナウンスなどなし。

ローマ・テルミニ駅を出ると、何やらデモ隊が大きな旗を何本も掲げて行進しています。後で聞いたところによると、この日はやっぱり「ストライキの日」だったようで(幸い電車は動いていましたが)、このデモ隊も「ストライキの日」に合わせたものだったようです。ストライキやデモが本当に盛んなのね、イタリアって・・・。

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ローマのホテルへチェックイン後、この日はボルゲーゼ美術館に行ってきました。ボルゲーゼ美術館はボルゲーゼ公園の中にあります。ボルゲーゼ公園は緑が一杯で素敵な公園でしたが、とにかく広い!そして人が少ない!こんなにいい公園なのに、なぜこんなに人が少ないの!?と疑問に思うくらいでした。この日の天気が小雨が降ったり止んだりだったから?

とにかくあんまり広いので公園内で道に迷いました。でも人がいないから道を聞くことも出来ません。地図を見ながら大体めぼしをつけて歩いていきましたが、途中すれ違う人すれ違う人に(少ししかいなかったわけですが)「ボルゲーゼ美術館はどこですか?」と訊きつつ、なんとか美術館の建物が見える場所までやって来ました。

そこまで来ると、人の数がちょっと増えて、だいたい皆さんボルゲーゼ美術館を目指しているようでした。公園内では、ディズニーランド内を走っているような小さいバスも走っていたようで、あれに乗れたら楽だったのにと思いましたが、乗り場が見つからなかったのだから仕方ありません。

ボルゲーゼ美術館というのは、もったいぶった美術館で、入場は予約制、館内滞在は2時間まで、と決まっています。私の予約は3時~5時でした。道に迷ったせいで結構ギリギリの時間に到着したのですが、館内は公園内の閑散さとは正反対、3時から美術館に入る人たちでごった返していました。私の他に日本人の姿はなかったのですが、売店には日本語ガイドがあったので勿論購入。

美術館内は当然のごとく有名な絵や彫刻がわんさか。室内の天井にはギリシャ・ローマ神話の神々の絵がビッシリで、とにかく豪華でした。

ここの3大お宝をあげるとすれば(って、勝手に3つ選んでますが)、多分、ティツィアーノの絵画「聖愛と俗愛」、カノーヴァの彫刻「パオリーナ・ボルゲーゼ」(ガイドブックの表紙のシルエットになっているのがこの彫刻)、それからベルニーニの彫刻「アポロンとダフネ」になるのではないでしょうか。

富のある人というのは、こんなに素晴らしいコレクションを作るものなんですね・・・財力、審美眼、美術の知識、等など、どれも私には別世界のもの。でも、単に見ることなら私にも出来ます。美しいと言われているものを見てみたい!そして、見て「はぁ~っ」とため息をつく。それじゃ底が浅いと言われそうですが、そういう楽しみ方もありではないか、と。どうでしょうか。



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by kiriharakiri | 2005-11-26 23:22 | イタリア旅行記