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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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イタリア旅行記 その14 カプリ・青の洞窟

ローマから、「カプリ・青の洞窟1日観光」ツアーに参加してみました。天候等で青の洞窟に入れない場合はポンペイ観光に変更になるとのことで、ポンペイにも行ってみたかった私としては、どっちに転んでもいいや、でありましたが、予定通りカプリ・青の洞窟へ行くことになりました。

朝早くバスでローマを出発します。バスは高速道路をどんどん走ってナポリに向かいます。3時間くらい(だったか?記憶曖昧)でナポリへ到着。ナポリには高層ビルが幾つも建っておりました。残念ながらナポリでの観光は無し(時間がないですからね)、船でカプリ島へ向かいます。

ツアーガイドはナポリからはナポリのガイドに交代。イタリアでのツアーガイドの資格は、資格を取った州でだけ有効なのだそうです。だからローマのガイドさんはナポリでは無資格だからガイドは出来ない、ということだそうです。これも「イタリアらしさ」?

さて、フェリーで45分くらいでカプリ島に到着。そこから今度は小さなボートに乗って青の洞窟へと向かいます。

イタリア旅行記 その14 カプリ・青の洞窟_e0020882_22563279.jpg

洞窟前には、観光客を乗せた同じような船が何艘も順番待ちをしています。大混雑の夏などは3時間待ちになったりすることもあるようです。

なんでそんなに時間がかかるのかと言うと、青の洞窟へ入るには更に小さな4~5人乗りの船へ乗り換えなくてはならないからです。洞窟の入り口が本当に小さいんです。これではちょっとした天候や潮の動きの変化で洞窟内に入れないことがあるのも納得できます。

洞窟の出入り口から出てくる船の先端が見えます。
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出てきました。こんなに狭いので、体を横にしなければ洞窟内に出入りは出来ません。ここでは「着物で観光」は諦めることをお勧めします。
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そして、これが内部です!
白く光っているのは洞窟の出入り口、海面が綺麗な青です。
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本当にこの写真の通りの青なんです。
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洞窟内には同時に3~4隻のボートがいたのですが、船頭達がとてつもなく下手なオ・ソレ・ミーオなぞを歌うもので神秘的な雰囲気ぶち壊し。これはこれで「イタリアらしい」ということにしておきましょう。

美しい青、いつまでも見ていたいのですが、舟は小さな洞窟内をグルッと回ってすぐに出て行ってしまいます。ま、沢山の人が順番待ちしていますからね・・・。

無事に青の洞窟見学後は、港から小さなバスへ乗り換えて、カプリ島の山側(アナ・カプリ)へと登っていきます。バスは、細い道、急なカーブ、崖っぷちをスピードを出して走るので少し怖かったです。

アナ・カプリへ着いて港のほうを見下ろすと、素晴らしい景色が広がっています。ああ、これが南イタリアか~今度は日帰りなんかではなく、もっと時間をかけて来なければ!と思いました。
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さて、アナ・カプリで昼食です。大衆食堂みたいなレストランに連れて行かれ、メニューは既に決まっておりました。(機内食みたいに肉と魚は選べましたが)。この写真はリゾット。蛸なども入っており、一見美味しそうですが・・・

はっきり言ってあんまり美味しくなかったです、ここの料理。団体旅行のときに出される食事というのは大概こんなものなのでしょうか。また、昼食代はツアー料金に込みだったのですが、飲み物は別に自分でお金を払わなくてはならず、この飲み物が結構お高かったんですよープンプン。

昼食の後は立ち並ぶおみやげ物やさんをブラブラ。この島の周りには珊瑚が一杯だそうで、(潮が引くと海面に現れるそうです)、珊瑚を使ったアクセサリーなどが沢山売られていました。また、カプリ島の名物はレモンだそうで、ここで作られるレモンを使って作るお酒が名物だとか・・・試飲してみましたが、強すぎ!甘すぎ!飲めません~。このお酒を可愛い小さめの瓶に入れたものが沢山売られていて(←ローマのエノテカでも沢山売られていましたが)、買って帰って皆に飲ませればよかったーと帰国後後悔しました。でもこのときは荷物が重くなるのを用心していたんですよね・・・。結局私は「レモン・チョコレート」を買いました。

アナ・カプリでも時間があまりなくゆっくりできずに、バスで来た道を戻っていきました。やっぱりすごいスピードで・・・。カプリ島の周りの海は本当に綺麗で、海を覗き込むと黒い小さな魚が沢山泳いでいました。
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船でナポリまで戻り、ナポリのガイドとお別れして、バスでローマへ戻ります。帰路は日が暮れて外が真っ暗になってしまい車窓が楽しめずに残念でした。途中、休憩所のバールで飲んだオレンジジュースが美味しかったです。イタリアのバールではオレンジジュースを頼むと、その場でオレンジを半分に切ってギューギューと果汁を搾り出して作ってくれるのが普通みたいで、このときもオレンジを2個使って作ってくれました。それで2ユーロ。これはお徳かも。

私は南イタリアへ行きたいと思っていなかったのですが、このカプリ島ツアーの後はすっかり「今度は南イタリアへ行かねば!」になってしまいました。



人気blogランキング@でもカプリの物価は高い
by kiriharakiri | 2005-12-01 00:05 | イタリア旅行記