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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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嫌な世の中における選挙

統一地方選挙の告示、ということで。

テレビやネットのニュースでは東京都知事選挙のことが大きく報道されています。まあ、しょうがないのかな・・・東京は日本の首都で、財政規模も思いっきり大きいですから。

で、現職の石原慎太郎が3選を果たすか、ですが、多分当選すると思います。前回前々回と断トツの得票で当選でしたし(調べてみたら、99年選挙得票率では30.5%、03年選挙得票率ではなんと70.2%だって←ホント!?)、今回はさすがに石原都政への批判の声は以前よりは高まっているように思いますが、でも石原以上に得票出来る候補はいないように思えます・・・残念ながら・・・。

世の中、石原慎太郎に投票するような人が多数派だってことですよね。「総理大臣に相応しい人は誰ですか」って世論調査で聞けば石原慎太郎って答える人が毎回大勢いるし、本を出版すればベストセラー、都知事線に出れば大量得票・・・物凄い数の人たちが石原慎太郎を支持しているわけですよ。「ババー」がどうだの「三国人」がどうだの言っても「やっぱり石原慎太郎!」ってことで・・・いや、この大量の人々も「ババー」がどうだの「三国人」がどうだのと思っているのかも。

そう言えば、安倍晋三も総裁選のときには「国民に人気の安倍信三」って呼ばれてた。今も内閣支持率は上下しつつも支持している人が支持していない人より多い。「美しい国」とか不気味なことを言い、「憲法改正」(=「戦争放棄」の放棄?)に執念を燃やす人がこの世の中では「人気者」になるのね・・・。

そりゃ、当然、

「世の中って、嫌ねえ・・・。」

てことになるでしょうよ。

政治家に2世3世の「世襲議員」が多いのだって、別に政治家が世襲制度を作ったわけではなく、結局は多くの選挙民が2世3世に投票しているからで、そういう人たちが大勢いるってことですよね。(いや、もしかしたら「安易な『世襲』には反対!」という人の総数が多いのだけど、票が割れて2世が当選ってこともあるかもしれないけれど・・・。)

それから、今一番選挙民に受けるのは「公務員叩き」だそうで、となると今回の統一地方選挙戦でも公務員は大いに叩かれるんでしょうねぇ。公務員の側に非がないとは言いませんし、また建設的な批判は大事だと思うのですが、受けるから叩くってのはどうなんでしょうか。公務員制度というのは、全ての住民にかかわってくる重要なものであり、もっと深く考えた上でどうあるべきがを決めるべきで、受けるから叩くって、あんた、どういう了見よ・・・。まあとにかく「公務員を叩いた候補者に投票」という人が多数を占めてるのが今現在のこの社会ってことで。

こんな「世の中」で行なわれる選挙事務なんてやりたくないなぁ~!と思ったりもするのですが、それでも選挙制度がないよりはマシなんだよなーと気を取り直して、下っ端公務員に割り当てられる選挙事務(投票所の設営だの、人海戦術の開票作業だの)に当たるとしますか・・・。
by kiriharakiri | 2007-03-22 22:21 | 社会一般