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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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ウツの後遺症克服は大変なのよ、及び「私たち」なのかぁ・・・

今日も長時間働きました。疲れました。帰ってきて玄関の前までたどり着いたとき、無意識にカバンの中から定期券を取り出していました。家に入るのに定期券は要らないってば・・・。

さて、職場では私は仕事の手順を覚えるために出来る限りのことをノートに書くようにしています。これはウツでの休職から復職したときからの「私のやり方」です。

ウツで長いこと休んで、いざ社会復帰しようとするとき、長いことウツだった頭の動きはそれはそれは低下しているのです。私だけがそうなのではなく一般的にそうみたいです。自分でも驚くくらいに頭の働きが低下します。ちなみに、頭だけではなく体力のほうも物凄く低下します。

なので、頭にしても体力にしてもリハビリが必要になります。長いこと病気で休んだ経験のない人はリハビリが必要になるほど頭の動きが落ち込むことがあるなんて想像したことすらないかもしれませんね。

でもリハビリが必要になるほど頭の能力は低下するんです。そしてリハビリの効果は少しづつ少しづつしか出てきません。時間がかかります。かなり辛いです。元気な人にはこの辺の大変さが分かってもらえないんだよなぁ―――って愚痴はさておき。

例えば私の場合、とにかくモノが覚えられなくなりました。職場で電話を取って「○○ですけど、××さんいますか?」と聞かれて、「××さーん、電話でーす」と言っている間に○○さんの名前を忘れるんです。

なので、私はとにかく何でも紙に書くことにしました。電話を取るときはメモ片手に、「○○ですけど」と言われたらメモ用紙にすかさず「○○さん」と書く。電話だけではありません。仕事の手順・やり方・その他必要な情報、こういったことを誰かに口頭で教えてもらった場合、とにかく出来る限りノートに書き記すようにしました。頭が情報倉庫の役割を充分に果たしてくれないので、「ノートという情報倉庫」を頭の外に作ったのです。

今回新しい職場に来て、いろんなことの説明を受けて仕事を覚えるわけですが、やっぱり出来る限りノートに書くようにしています。話を聞きながら書くので急いで書かなければいけませんから、かなり読みにくいグチャグチャなノートになってしまうんですけど。適宜「まとめ」のページを作り直したりして工夫してます。

で、今日のことです。4月に一緒に異動してきたオジサンが私のノートの存在に気付いて、「ノートつけてるんだー、ちゃんと整理して書いてるみたいだねー」と言ってきました。「いえいえ、全然整理されていないグチャグチャなノートなんですよ。とにかく書いておかないと全部忘れちゃうんですよ。」と答えましたところ、オジサン曰く、

「そうねー、私たちは若い人みたいには覚えられないからねー、すぐ忘れちゃうよねー」

え!?え!?私たち!?私たち、なんですか!?

ショックー!オジサンは50過ぎの方です。でも考えてみると、同じ班の職員のうち、この方の次に年くっているのは・・・。オジサンと私の年齢差と、同じ班の一番若い人と私の年齢差とを比べると・・・後者のほうが大きいです。

私はこれまでかなり長いこと、「職場の中で一番若い女性職員」でした。周りは圧倒的に年上の人ばかりだったのです。ここ数年はだんだんと自分より若い人も増えていたのですが、それは男性ばかりだったので、「私が一番若い女性」に変わりはありませんでした。だから、職場での私の「役柄」は「一番若い女性」だったと言えます。

でも今の職場に来たら、自分より若い人たちが大勢いました。確かに、職場で洗面所の鏡を見るたびに、みんなと比べてずっと老けている自分の姿が映し出されて、「あーあ」とか思ってはいたのですが・・・。

そうか、私はオジサンに「仲間」だと思われていたのか・・・中高年仲間ってことか・・・

酷い現実

に突如直面してしまいました・・・。

。・°°・(>_<)・°°・。 ウワアアアーン!
by kiriharakiri | 2007-05-26 00:21 | 身辺雑記