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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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音痴だけどオペラ!オペラ!オペラ!

ウチの中が、オペラのCD・DVD・オペラ関係の本でごった返している。アマゾンとHMV(ネット)で買ったものがどんどん届いているのだ。なのに、さらにまた注文してるし。これは定期預金を少し解約してクレジットカードの支払いに使っている普通口座を補強する必要があるかも・・・。

考えてみると、去年はオペラだけじゃなくてその他の音楽もあんまり聴かない1年でした。それが今年は!・・・まさかシャーロックホームズのテレビドラマのBGMが呼び水になってこんなことになるとは思ってもみませんでした。

テレビドラマのシャーロックホームズの舞踏会場面BGMに『仮面舞踏会』の舞踏会場面でのメロディが使われていた。

18年前に図書館から『仮面舞踏会』のカセットテープを借りたことを思い出し、懐かしくなってCDを買ってみることにする。

店頭には「1989年・カラヤン指揮・ウィーンフィル・ドミンゴ・ヌッチ等」の『仮面舞踏会』のみあったのでそれを買ってみる。

はまる。

ドミンゴよりパヴァロッティが好きだと思っていたので、主人公をパヴァロッティが歌う『仮面舞踏会』のCDもネットで探して買ってみる。

予想もしていなかったことだがドミンゴの方がいいと思う。何を今更なんだけど「なんという美声!なんという表現力!」と初めて実感する。

ドミンゴの歌っているCDをいろいろと聴き始める。

本屋の音楽書コーナーでたまたま見つけた『プラシド・ドミンゴ オペラ62役を語る』を買う。

これがすごくいい本で、この本に出てくるオペラを聴きたくなる。

アマゾン、HMV(ネット)を見ていろいろと探してみる。そうするとドミンゴのもの以外にも「あ、これ聴きたいと思っていたんだよなー」なんてのが次々出てきて収拾がつかなくなる。

それにしても、物事というのは偶然と偶然が重なって起こるものなんですねぇ・・・。そもそも正月に東京MXテレビで放送されたシャーロックホームズを録画していなかったら全てのことは多分起こらなかった。だいたい、このときのシャーロックホームズは以前にも(多分2度)見ているのだけれど、そのときはわざわざCD買おうなんて全然思わなかったのに・・・。それから、CDショップの店頭に今回私が買った『仮面舞踏会』のCDがあったのは、今年がカラヤン生誕100周年ということでカラヤンのCDがいろいろと再発売されていて、このCDもそのうちの一つだったからで(発売は今年1月)、そうでなければこのCDは店頭になかったかもしれない。そうしたら、ネットで探して最初からパヴァロッティの歌っているほうを買って、それで満足して話はそこで終わっていたかもしれない。

それにしてもドミンゴの歌声の素晴らしさを実感できるようになるまで18年。遅すぎる・・・。私はどうも音楽関係についての才能や資質みたいなものがゼロのようで、音楽に近づこう近づこうとしても全然刃が立たず、自分に出来るのは「聴衆」になることだけと悟って、聴くの専門にすることにしたのですが、聴くことに関してまでこんなにセンスがなかったとは・・・。18年前ならギリギリ40代だったドミンゴも今では60代後半のお爺さんになってるんだものなぁ。私って本当に間抜けだ。

それにしても、今回気付いて驚いたのは、今までよりずっとオペラが楽しめる!ということです。勿論今までもそれなりに楽しんでいたわけですが、さらに面白く感じると言うか。イタリア語に少し慣れたというのもあるかもしれません。オペラってやっぱり奥が深いかも・・・。私の余命があと何年か分かりませんが、良き聴衆としてこれからも聴き続けていたいです。
by kiriharakiri | 2008-03-16 01:07 | 音楽♪