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60年代後半生まれの独身女が日々考えたことをつづります


by kiriharakiri
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無戸籍児の母親ら、家裁に認知調停申し立て

毎日新聞のニュースより引用。

『離婚後300日規定による無戸籍児の母親たちが1日、子供を「現夫の子」として戸籍に記載するため、現夫に「自分の子」と認めてもらう「認知調停」を神戸家裁などに申し立てた。規定の「前夫の子」を覆す調停で、手続きには前夫が加わらない。最高裁が6月、無戸籍解消の手続きとして全国の家裁に周知を図ったことに伴う申し立てだ。』

とりあえず、300日規定のせいで無戸籍の状態にある人(子供)たちの多くがこの「認知調停」を利用することによって戸籍を持つことになると思います。よかったですねと言いたいです。

『自分と産んだ子供が無戸籍となっている大阪府内の女性(24)は「無戸籍児に生まれて以来、本当の父親の戸籍に入りたいとずっと考えてきた。一日も早く戸籍がほしい」。』

本当の父親の戸籍に入りたいとずっと考えてきた―――にっくき戸籍ですが、無戸籍状態の人にとっては「戸籍に記載されたい、戸籍がほしい」となるのはやむを得ない。だって要らない大きな苦労を強いられてきたでしょうから・・・。私としてはちょっと複雑な気持ちです。

『家族の会の井戸正枝事務局長は「前夫が関係しない認知調停は今後も増えるだろう。ただ無戸籍児の根本的な解決には法改正が必要だ」と指摘している。』

根本的な解決には法改正が必要―――民法772条のことをおっしゃっているのでしょう。でも私はあくまで根本的な解決には戸籍制度の改正、と言うか廃止が必要だ!としつこく思ってます。
by kiriharakiri | 2008-07-01 23:22 | 社会一般